「スカイラーキング」買うのは3度目なんですが、 今回のリマスター盤は今までのものより、音像が鮮明になっています。 ひとつひとつの楽器音の粒が見えるような感じで、 またドラムやパーカッションのリズム楽器の太く滑らかな音にはびっくりしました。 が、個人的には以前のやや曇り気味の音質が、このアルバムの持つ 幻想的な空気を引き立てているような感じがするので星4つとさせていただきます。 (内容は星10個付けたいぐらいの傑作です!!)
アルファよりリリースされた教授の2ndアルバムで、
発売以降20年以上経った今でも色褪せない、最高傑作との呼び声も高い名盤。
YMO在籍時の作品で、当時千のナイフや東風、
Behind The Maskなどのメロディアスでハーモニーが素晴らしい楽曲を手掛けていた反動からか、
本作ではその対極のリズム感とエコーを多用したダブ的な空間処理を全面に打ち出した、
非常に実験的な作風になっています。
(ジャケットデザインからしてロシア構成主義という、
明らかに実験的な響きの文学からの影響を感じさせますし…)
1.defferenciaから暴力的なビートが姿を表し、
その縦横無尽なリズムの裏に密かに姿を見せては消えていく、
シンセの音色が何とも不思議な印象を残し、
また3.participation mystiqueや8.End Of Europeなどに顕著な,
過激に加工された声のコラージュやノイジーなサウンド・エフェクトの多用がとても攻撃的です。
4.E-3Aはそういった実験的な作風を保ちつつ、
何処かオリエンタルな雰囲気を醸し出していて非常に好きです。
そして教授の代表作の1つで、Liveでの定番曲6.Riot In Lagosはまさに傑作!
浮遊感漂う主旋律や、生き物の鳴き声のようなシンセの音色の数々、
そして独自のグルーヴを生むベースとリズムが一体となった名曲です。
個人的には全作品の中でも一番好きな部類です。 派手さは無い反面、落ち着きがあり、まるで英国のどこか羊や牛が放牧されているような、のどかな風景を感じさせます。さすがXTC・・・ この作品ではコリンの作曲も多く、アンディのものとは一味違った彼ならではの良さも感じさせます。 この作品は、丁度アンディが精神的にまいってしまい、内にこもってしまった時期に録音されたものでもあります。 Funk Pop a Rollのようなポップもあり、非常にクオリティの高いアルバムです。
オーケストラアルバムになると言われたXTC復活作。 実際はオーケストラというよりアコースティックアルバムという感じ。 アンディ、コリン共にこれほど明快なメロディーを持った曲を作ったことがいままで無かったのでは? と思うほど耳通りのいい曲ばかりです。 中でも「EASTER THEATRE」は最高傑作といってもいいほどの曲です。 引っかかりが少ない分、昔からのファンはますます納得できない内容かもしれませんが、 イメージを引きずらずに聴けば間違いなく大名盤です。
Andy Partridge名義になってますが、ほとんどの曲がXTCの曲のデモです。全6タイトル出てますが特に年代別になっているわけではなくランダムです。曲によってはスタジオ録音のもののとあまりかわりがない。こういう曲は宅録のデモの時点で既にアレンジが完成していたことがうかがえる。個人的にはスタジオ盤よりこのシリーズの方が好き。全タイトル購入し、完全にハマりました。宅録をされている方は気に入るのでは。(Vol.1)が一番すき。
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