主にSFを題材として取り上げた対談集。
時代背景や作者の思想の変遷などを推論する。
題材のほとんどは既読であったため、話のわかる人と一緒におしゃべりをしているような気持ちになった。
時折皮肉のきいた発言があり面白い。
しかし、未読の人には全く話のわからない内輪話となるでしょう。 SF好きで読書仲間がいない人にはオススメです。
いきなり第一回から半村良が題材で、ル=グウィン、小松左京、萩尾望都・・・驚くような指摘はないが、読者が普段読みながら思っていたことが活字になっている。
半村作品の女性は薄っぺらい、萩尾望都は伏線回収し切れてない、ゲドが皿を洗う理由、などなど・・・。
題材(一部です)
半村良 石の血脈 岬一郎の抵抗
ル=グウィン ゲド戦記
萩尾望都 バルバラ異界
小松左京 果てしなき流れの果に
アシモフ 鋼鉄都市 はだかの太陽
沼正三 家畜人ヤプー
スティーブン・キング 呪われた町 ファイアスターター
山田正紀 神狩り
山田正紀「ファイナル・オペラ」はまぎれもない大傑作である。 探偵小説で昭和史を語るという遠大な構想の見事な結晶。 また、本作はトラディショナルな探偵小説であるだけではなく、美しいラブストーリーであり、 秘能を代々受け継ぐとある神社の一族の物語であり、三島由紀夫を彷佛とさせる華麗な幻想小 説でもある。 三部作とはいえ単独した作品としても楽しめると聞いたので購入したが、期待以上に素晴らし い作品だった。前二作「ミステリ・オペラ」、「マヂック・オペラ」も読みたくなった。 昭和史好き、探偵小説好き、幻想小説好き、メロドラマ好き・・・いや、とにかく小説を愛する 人は全員必読!!!
岡本さんの1stミニアルバム
僕はkiramune music festival 2012で未来スケッチ、アスファルトの花、nonstopを聞き、「岡本さんてこんな魅力もあるんだ」とおもい、paletteの発売を心待ちにしていました
六曲収録でまず、未来スケッチはこのアルバムの表題曲となっています。CMなどで聞くと、ついサビの部分を口ずさんでしまいます。岡本さん曰く、「諦めないで、信じたものが救われる」という歌詞がとてもよいとおもいます。
次にsniperですが、こちらも元気をもらえる一曲です。男子の恋心を歌った歌になっています。個人的にはとてもフレーズが好きな歌です。
三曲目はアスファルトの花です。こちらの曲は、自分が壁にぶつかったときに、肩をたたいてくれるような優しい曲になっています。
四曲目はPositive Fighterです。こちらは、自分の未来にどんどんすすめ、と背中を押される歌です。しかしそのなかに笑えるところもあり、とてもよいとおもいます
五曲名は永遠時計です。こちらは少しせつないようなメロディになっています。今という時間は二度とこないので大切にしよう。と思わせる曲になっています。
最後にnonstopです。この曲は輝いた未来をつかもう、まだ見ぬ場所へ向かって、など、希望に満ちている未来について歌われています。
さて、ながくなりましたが、簡単にまとめると、どの曲もとてもいい曲です。六曲の中で色々な岡本さんを見ることができます。僕は基本的に神谷さんファンで、もともとkiramuneを応援していて、岡本さんは声優としてもともとかなりすきでしたが、その岡本さんがまさかのkiramuneデビュー!ということでとても期待していました。そんな期待にもこのミニアルバムは答えてくれました!岡本さんに少しでも興味がある方はかって損はないとおもいます。また、岡本さん以外のkiramuneメンバーもとてもよい曲を歌われていますので、是非聞いてみて下さい!
ハロウィーンやクリスマスはもちろん、聖スウィズンの日やミカエル祭など、 馴染みの薄い祭りについても網羅されている。 それぞれの祭りは、その特徴や流れ、出される料理が詳細に記されている。 巻末には中世の宴や料理の、現代での再現方法が載っている。 特に料理に関しては、絵こそないがレシピが詳しく、貴重な資料になりうる。 物足りないとすると、基本的には庶民よりは金持ち中心のため、 着飾ることもできなければ、魚を買う金もなかった庶民が、 祭りの日にどう祝い、楽しんだのかが載っていないことである。 その点は残念だったが、祝祭典の雰囲気がよく伝わってくる良本である。
平成23年2月、登山中に急逝された山田至康先生が最後に編集された本である。その序文には、小児救急のパイオニアとして、優れた小児科医として、多くの人に敬愛された先生の人間愛、小児救急への思いが凝集されている。本書は、成書にありがちなEBMに基づくガイドラインにとどまっていない。執筆にあたっては医療者として必要な感性が重視されており、かけ出しの医師が患者の痛みや苦しみを理解するために必要な、熟練医からのアドバイスが本文にちりばめられている。
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