釜山出身の監督が釜山を舞台に、裏社会の抗争を背景に男たちの友情を描いた作品。
上映された当時は、韓国で『シュリ』『JSA』が持つ記録(約600万人)をぬいて約800万人を動員したといいます。
見ごたえはあったと思いますが、個人的には『JSA』の方が映画としての画的な見せ方に趣向があり、構成もストーリーも深みがあったと思いました。
でも『友へチング』は、闇社会にのみこまれていく中で大事にできなかった、大事にしたかった友情というポイントに集中すると、切なさで満たされる作品だと思いました。
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著者の言うとおりです。過去25年間に金融はなんと変わってしまったのしょうか。金融による政治の乗っ取りこそが著者の提示するテーマです。それは金融立国のイデオロギーです。それはアメリカ版crony capitalismの構図でもあります、この構図は、業界による政治献金、業界による文化風土の乗っ取り、そしてrevolving doorによる政治、行政、業界の人的な相互浸透によって重層的に支えられています。。また公的資本の注入も、業界の居直りにより、株主責任と経営陣の責任を問うことには失敗しているというわけです。著者は100年前のanti trust法を引き合いに出して、もはや少数のメガバンクによるアメリカ支配は、もう一つのアメリカの伝統である民主主義と責任ある経済運営とは両立しないことを指摘します。著者によると、テクノクラート的な最近のバーゼル規制もどれだけ資本が必要かわからない現在では、基本的な問題の解決につながるものではなく、contingent capitalなるアイデアもしょせん机上の空論であり、むしろダウンサイズや業務規制こそが、必要であることを指摘します。具体的にはGDPの4%(商業銀行)を呈示します。金融は戦争や外交と同じく、専門家に任せておくには余りにも重要な世界になってしまったというわけです。
昭和30年代から40年代の男性で、本宮ひろしや池上遼一の学ランものの漫画に浸った人にははずせない作品です。最初の学生の友情そして、ビーバップハイスクールのラストシーンのような迫力のある乱闘シーンではじまり、悲劇的で運命的なラストまで一気にみせます。 2枚目のチャン・ドンゴンも、この作品では初の悪役でまつ毛を抜いて、気合はいりまくってます。主役のユ・オソンは、松田優作を彷彿とさせるすごみのある演技で、しびれます。 時代考証もしっかりして、音楽とかああ懐かしいなあと見入ってしまいます。自分の映画の引き出しが増えて得したなあと思います。
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