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ついに最終巻です…!草凪みずほさん、初の長期連載で見事なフィナーレを読ませてくれました。ずっと雑誌で読んでいたのですが、単行本で改めて読んで感動。
 前世の記憶を持つ人達も、なくした人達も、最初から覚えていない人達にとっても、彼等の「前世」にはきちんと意味があったのだと、全てに納得できた最終話でした。連載の過程で絵柄が少し変化してきた(だんだん上手くなってきた)のを除けばほぼ100点満点です。
 シリクスの体を借りた敬大が初めて、麗奈の前世がティナであること、裕真のそばにいるのが自分の使命と言った麗奈が裕真と同じ顔で転生していた理由が分かったくだりの展開は見事でした。
 
 ラブコメとして笑える展開を見せながら、長期連載を見越してきちんと根底にあるテーマ、そして登場人物一人一人の背景を掘り下げて描いています。最後は感動物。
 琴宮は前世関係者ではありませんが、彼と敬大との友情はもう少し描いてほしかったかな。
 全9巻と、価格的にもお手頃なので(全巻新刊で買っても4,000円かからない)、ぜひ読んでみて下さい。
 
 帯の折り返しに、今夏から始まる草凪みずほさんの新連載『花冠のヨナ』(仮)の予告カットがありました。大河ファンタジーとのこと。「花とゆめ」の看板作品の一つになるといいですね。楽しみです。
 
 
   
この巻では、ヨナちゃんがんばります。
敵の船に潜入して人質を開放しようとして、殴られるわ蹴られるわ。
 そのうえス×××に遭ってしまう(や、逢ってしまう?か?)し。
 ホレ薬を飲まされた×龍にせまられるわ。
 (うれしかったらしいが・・・。)
 でも、大活躍です。しかも、かわいらしすぎる!!
 船長に泣きつくところは涙なしでは見れません。
 ハクは逆に後ろでおろおろ?状態で、しっかりしろよ、とつっこみつつ。
 どんどん面白くなるカンジ。
 次は黄龍だぁ!
 
 
 
   
久しぶりに漫画にはまりました。これは男性にも大人にもオススメできます!
 まるでゲームのRPGをしているようです。
 個性的なキャラが出てくるしどんどんお姫様が魅力的になってくる姿は必見!!
 
 
   
物語もテンポよく進んでいますし、お茶目なところも満載。そして、聴きごたえのあるCD!ヨナの世界にとっぷり浸かれます。ぜひ!
 
 
   
今巻でついに黄龍がお目見えします。これで神官イクスの予言通りに四龍が集結し、ヨナは「これからどう行動すべきか?」という岐路にたたされます。
 
 一方で、新王スウォンは空の部族のハン・ジュド将軍を連れて、地の部族長イ・グンテ将軍の治める地心の都へ。
 地の部族とイ・グンテ将軍についてはこれまでほとんど描かれていませんでしたが、今回はスウォンとの絡みの中でしっかりと描かれています。
 この“スウォン編”が今回のメインストーリーです。
 
 個人的には、最近すっかりスウォンのお目付け役と化しているハン・ジュド将軍(34歳・独身・頬にキズあり)と
 イ・グンテ将軍(たぶんジュドと同い年くらい・若妻に深く愛されている・無精ひげ男)のかけあいが楽しかったです。
 ハク&ジェハの出番が少ない分、おっさん2人ががんばってこの“スウォン編”を盛り上げてくれています。
 
 スウォンはさり気なく曲者ぶりを発揮。
 彼が戴冠式(2巻)で宣言した「高華国の再生」と、ヨナの「やるべき事」が今後どんな風に交錯していくのか、次巻以降に期待です。
 
 ハクのファンの方、ハク&ヨナが好きな方には今巻は物足りないと思いますが、ラストの方にちょこっと見せ場がありますよ。
 
 
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