カレン・カーペンターの深くて温かいヴォーカルが皆の心に息づいていますので、そのレパートリーをフルートで演奏するとなるとBGMのように聞こえてくるのでは、と一抹の不安を隠せないまま、聞き出しました。
高木綾子は、カレンの歌のフレーズをとても大切にしています。収録当時、東京芸術大学4回生でしたが、過去のコンクール優勝歴同様、安定した演奏を聴かせてくれました。ポップスとクラシックとは伝えるべき感性がことなるように思いますが、抒情的な曲とフルートの相性はとてもいいですね。音色もいいですが、フレージングの歌わせ方に感受性の素晴らしさを感じました。
若い方もよく知っている「青春の輝き」、ボサ・ノヴァタッチの「マスカレード」、カーペンターズの編曲を大切にした「涙の乗車券」、そして今も多くの人に聴かれる「スーパースター」「イエスタデイ・ワンス・モア」「遥かなる影」、深い音色が印象的でフルートによく合う「愛のプレリュード」「ハーティング・イーチ・アザー~ふたりの誓い」「動物と子供達の詩」など愛してもやまない名曲の数々を堪能しました。
センチメンタルな気分にピッタリの「雨の日と月曜日は」も良い演奏でした。ストリングスとフルートのからみも美しく、中間部のジャジーなフレーズの処理も巧みでした。もう少し陰影がつくとこの曲の深い意味合いがでるのですが。
惜しむべきは「ア・ソング・フォー・ユー」の冒頭の畳み掛けるような切ないフレーズにもう少しパッションが欲しかった気がします。表現力のある奏者ですので、より一層感性の研ぎ澄ましを願いたいと思っています。
~人生の地図 ブログ交流している人が、感想を書いていたので 買って読んでみた。 「人生の地図」 帯に「人生は旅だ。自分だけの地図を描こう」とある。 ジャンルとしては、自己啓発本かな。 しかし 中身は、全く違う。ほとんど写真集と言っても良いくらい。 写真も モノクロ、セピア色 人物 風景 心象など 感じる写真が多い。 見て楽しむ写~~真ではなく 五感に訴える写真。理屈抜きに視覚を刺激する。 言葉は、短いピースのように 散らばっている。ページの上に下に左右に。 欲求「なにを欲しているのか」職「なにでメシを喰うのか」 パートナー「誰と生きていくのか」など 大きなカテゴリーがあり 短い言葉の数々が 訴えてくる。言葉はシンプルで 力強く こころに響く。 例えば「今~~回の人生は、最後まで、この人と一緒に生きよう」 そう思ったから結婚したんだ。著者の言葉である。 各章の終わりに 有名人 通りすがりの人 手紙の文章 マンガやアニメのセリフ 様々なところから 言葉を拾い集めている。 基本は、著者の言葉で語られ 集められている。 著者自身を 奮い立たせるため、勇気づけるため 自由に好きなように集めて~~ある だから 自分自身に 当てはまる言葉を拾っていけば 良いと思う。 人 それぞれの人生だから。当たり前の言葉が 多い。 しかし そのシンプルなことを 日常意識しているか。行動に移しているか。 ふだん 生活に流されている中で 自分を見つめ直すためにも 参考になる。~
FEあるきかたシリーズも3つ目になりました。 前作、前々作とシステムがほぼ似てるだけあって、ネタが恒例化されているのもあります。でもそれは大抵攻略の手助けにもなるのでうれしいです。例えばパラメータ上昇例や、支援相手、お金の節約、など。 前作が続きのシリーズであって、あまり変わっていないこともあり、前作あるきかたはあまりおもしろくなかったのですが、今回は違う話でもあり、エクストラマップも登場、クラスチェンジの分岐などもあり、聖魔の光石オンリーネタもそろっています。また、新しい試みもやっているみたいです。 でも、GBAでシステム変わってないので封印の剣みたいな新しさはないです。読み物としてならおもしろいです。
地球儀に触れて世界の事を学べるという作りは、とてもいいと思う。 また、歴史に関してはなかなか多彩な内容が盛り込まれていて、ヒマな時に時系列で自動再生のものを見ていると楽しい。ただ、せっかく地球儀があるにもかかわらず、地理情報の少なさ・中途半端さがひどい。地名も、地方の名やら都市名やらが同階層にゴチャゴチャあって(そもそも情報量が少ないのだが)地理的側面にも期待して購入しただけに、尚更そう感じてしまった。歴史に★3つ、地図としては0。 アイディアは良いのに全体的な作り込みの甘さが目立ち、非常に惜しい。 最後に前向きな意見を言うと、いっそこれをベースに世界地図に特化したソフトを出したら面白いのでは?
2011年7月15日リリース。買ってみたのは、表紙及びロング・インタビューに登場している長友選手の体格が関係がある。長友選手は身長170cm。体重68kgらしい。ぼくの現在の身長が173cm。体重が73kgなので参考にするのにちょうどいいのである。彼は無名の時から体幹トレーニングを欠かさず実践していて、特に大学入学直後に椎間板ヘルニアにおそわれてから、より一層体幹を鍛えることで今の栄光を手にしたと書かれている。
ちなみにぼくの運動歴をちょっとだけ書いてみると(長友選手とは比べようもないが・・)、中学時代はずっと水泳をやっていた。4月から10月までは毎日2km欠かさず泳いでいた。秋冬はひたすらランニング。選手成績は県大会に出る程度ではあったが、この時期作った身体はやはり今の体躯の基本に成っている。ずっと怠けていても、たまに鍛え直そうとすると身体がその頃の体躯を記憶していて、そちらへと導くのを今でも感じたりするから不思議なものだ。
で、個人的な意見だがスポーツ・ジムにシロウトがいきなり行ってもなんにもならない、と思っている。そう思うのは、もっと基本的な筋肉を柔らかくしたり、強くする身近なストレッチなどを繰り返すことの重要性を自分で身にしみて知っているからだと思う。その点、この本も同じ意見が出てきて(36ページ)、同感だ、と思った。
そういった中で面白いなと、感じたのは『ドローイング』だ。これは、よくCMでも健康診断の場面等で出てくるが、腹を意図的に臍を意識しながら凹ますことらしい。これを20秒間続けることを推奨している。(39ページ)これは面白いなと思った。
最後は食事面についてのアドバイスである。このあたりは、数冊読んでいる本と内容は適合していてあまり新しい知識はなかったが、それでも必要なことをこうやって一冊のムックにまとめられていると非常に重宝だと思った。やはり午後9時以降の飲食はメタボの主因のようだ。
ということで今日は『ドローイング』を随所で実践してみた。これだと本人しかわからないので便利である。なかなかこういうのは愉しいな、と思った。
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