びんちょうタンの世界の個性的なキャラクターが集合します。
心にじんとくる学校でのお仕事の話など、様々なキャラクターのエピソードが感動を与えてくれます。
本作を購入されて第参話もご覧になると、とても満ち足りた暖かい気持ちに包まれることでしょう。
ほんわかしつつ、毒も有りつつ、ゆるさの中にも進む時間経過の描写が見事でした。
少年の成長と自立を描くビルドゥングスロマンとして、少女の恋に恋する憧れが実体を伴った恋愛へと発展するボーイミーツガールものとして、とてもよくできていたと思います。
また、アニメとしても、まだ業界に余力があった時期の作品なので、作画が安定していてよく動くクオリティの高い作品でした。
手が出る値段で出していただいて大変うれしいです。
あと、このアニメの釘宮こそ神です。くぎみーの真骨頂を知りたい方は見るべき。
アニメを見ていて いい曲だなーと思うと 必ずと言っていいほど この方が担当してるんですよね 最近の「刀語」もやはりそうでした もっと評価されるべきだと思うんですよね
アルバム全体的にびんちょうタンの素朴な世界観が
広がっています。
「このみち」はピアノとストリングスをバックに
びんちょうタン(野中藍)が草むらの中で一人で
口ずさんでいるような感じがします。
「春の朝」「夢をみてる」はとてもゆったりとした
インストでヒーリング系の曲です。
「空のさんぽ」はクヌギたん(野川さくら)が
歌っていて、クヌギたんがスキップでもしているような
感じがする曲です。
包含する重厚にして崇高なるテーマを持った近来稀に見る作品「びんちょうタン」の、これまた超越的な素晴らしさのサウンドトラック。
テルミンと並び称されるレトロな電子楽器オンド・マルトノをふんだんにフィーチャーしたスコアは純クラシックを髣髴とさせる極めて濃厚で至高のヒーリングサウンドを提供します。小編成の室内楽曲は言うに及ばず、木管・金管系の、透明度の高い音を非常に効果的に使った楽曲はどれも聴く者の琴線を優しくなでる癒しの力を秘めており、単なるサントラとしてではなく「遠大なる交響叙事詩」として極めて高い芸術性を持った傑作であると言えます。
収録曲についてですが、アニメ版をほぼ網羅している、と言っていいと思います。また、OP曲と挿入曲の「びんちょう音頭」も収録されています。個人的には、聴くだけで涙腺が壊れてしまう24「思い出(おばあちゃんとの着物の思い出にまつわるシーンで流されています)」のピアノバージョン(アニメ版8話の、びんちょうタンが一人で「ただいま」「おかえりなさい」と寂しさを紛らわす、涙なくしては見られないシーン)が未収録なのは残念ですが、それを差し引いても余りある素晴らしい作品です。まだ数曲未収録があるのでもしかしたらVol.2が出るのかもしれません、そちらも大いに期待したいところです。
まずはここから、びんちょうタンと素敵なお友達との触れ合いを感じてみてください。そして、24曲目を聴くときはティッシュを傍らに携える事をお勧めします
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