げんしけんすきじゃー!
現在受験生で、勉強がうまくいかず落ち込んでましたが・・・これを聞いて元気が出ました!
買ってよかったです。
個人的に好きな「ラブひな」と対極的な位置にある漫画だと思う。
人間の(特に負の)感情が凄くよく描かれていて"リアル"ではあるけれど、こんな体験はしたくない。
怖いけれど、面白い(悲劇?として)。「文学的」っていう言葉は、この作品に似合うだろうか?
◆#7「えらいひとのはなしをきく。4点」
▼あらすじ
次期生徒会の次なる試練は、立橋院のスパイ狩り。
サポートとして、時乃のクラスメート・橘いづみが
つくことになるのだが…。
▼感想
副会長好き(?)な原作者・木尾士目氏が脚本を担当。
そのためかどうか、後半の副会長の“キレっぷり”は見ものです。
これも愛ゆえでしょうかw
◆#8「むかしのことをわすれている。7点」
▼あらすじ
律子の誕生日にプレゼントを持って家を訪問する千尋と時乃。
誕生日パーティーが催されている律子の家で、
2人は衝撃の事実を知ることに…。
▼感想
#4に続く〈休日の幼なじみ3人〉第2弾。
3人の関係が大きく動くのですが、せっかく出した
「小道具」が活かしきれていないのが残念。
以前に買いそびれていた商品だったので、購入できて大変満足しています。
カバー外した時の「開けないでヨ」の自然さ
(ああそうね、そうだよね)に、この漫画の持つリアル
「オタ」理解/描写の精度・及び中道っぽさを感じさせてくれる。
なんつーかね。
斑目のブチ抜きハジ線からの
「何のことだかわかりまセンなぁー!!!!」
にときめかない奴ぁ居ないよ。
いろんな感情が炸裂して、もう涙出るわ。
これがつまり「不憫萌え」というやつなのか!!
あの、いろいろこじらせた結果「もう色々いいや、俺はオタクなんだから」
と心の平穏を掴んでしまった青年の、弱点丸見えの脆さがもうなんかね。
オタク趣味に全霊を注いで輝いていた(かに見えた)斑目が、
いや、「俺たち」が、社会人となり、その有り余る青春リソースを
「仕事」に食い尽くされ、家にかえって眠るまでのわずかな時間を
缶ビールと現在進行中のオタク的事象の「キャッチアップ」
に費やすだけで精一杯、となっていく。p27の「…だっけ?」とかな。
世の流行の上澄みをすくう方法は知ってるから、要所要所は掴んでるけど
もう「そこ」にずっぽりハマってる訳じゃない……感じ。
自分を鎧っていたオタク文化はすでに浸透と拡散により、ありふれた
ものとなっていて、アイデンティティの構築の軸にはなりそうもない。
俺って何なんだ?何のために生きてる?
でもなー、斑目よ。お前いい顔だぜ。いい顔になってるぜ。
1巻の頃の全身全霊でオタ(作品も、それを取り巻く人々の動きも)を
楽しんでいた頃の顔も良かったが、今の顔もいい。
恐ろしいことに人生はまだまだ続く。
アニメの新作はどんどん現れては消えていく。
今や13話に満たないアニメのオンパレードだ。
過去に見たアニメが記憶に澱の様にたまっていき、
何を見ても「ああ、これと同じ話を前にも見た……けど
あれは何てアニメだったっけ?」みたいなこと「しか」
感じられなくなる。
斑目、お前なら、どう生きる?
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