それまでアングラのジャンルだった「HEAVY METAL」を一般大衆に知らしめ、商業的に成り立つことを証明した、歴史的名盤。
音は典型的なL.A.メタル。乾いた抜けの良い健康的サウンド。プロデューサーはこれが出世作になるスペンサー・プロファー。RATTのボー・ヒルとともに、「2大L.A.メタル・プロデューサー」と言われた人です。ポップセンスとハードサウンドが融合した、80年代を象徴するアルバムです。
曲も粒ぞろい。個人的なお薦めはバラード・ナンバーの『THUNDERBIRD』。ランディ・ローズに捧げたものであることが明白な歌詞、メロディ。鳥肌ドバーっで、涙腺うる~っ、の、10年に一曲の名曲、と断言しよう!BUY!!
先のお二人のレビューを読みましたので、「ギター教則DVD」として購入しました。
バンドスコアやギタースコアは採譜する人の解釈に大きく依存するため、同じ曲でも音使いやポジションが違います。したがって、TAB譜はあくまで参考程度にすべきで、最終的には自分の耳で聴いた音を再現する努力が必要です。
などと偉そうなことを言いつつも、やはり手っ取り早く曲をマスターするには結局TAB譜に頼ってしまいますが(^^ゞ
ということでこのDVDを見てみました。このDANNYさんというインストラクターはなかなかいい感じでランディのプレイに迫っていますね。ところどころ、「ウーン、オレにはそうは聞こえないけどなー」と思う部分もありますが、かなり参考にはなりました。
ただ、最初からこま切れに一音一音の指使いをいちいち「人差し指で3弦の2フレットを押さえて・・・」(もちろん英語です)などと延々やっているので、見ていてかなりかったるいです。最初に一曲通してデモ演奏をやってから解説に入ってくれていればもう一つ星をつけてもいいんですが。。。
あ、TAB譜は付いていませんので念のため。もちろん日本語字幕もありませんよ。
どこどこの誰が持ってる…なんて事より、ナット幅
とかボディ厚、ネックの仕込み角度、ボリュートの
形態なんかが物凄く気になる訳で、比較検討するに
しても、使えない気まぐれショットの寄せ集め。
インタビュー記事も「PLASMATICSはイギリスのパンク
バンド」なんていうトンチンカンが多く不愉快。
手持ち過去資料を寄せ集めただけの愛のない編集。
ランディ・ローズのトリビュート・アルバムで、ジョー・リン・ターナー(ex-RAINBOW)やセバスチャン・バック(ex-SKID ROW)、ジョージ・リンチ(ex-DOKKEN)、クリス・インペリテリ(IMPELLITTERI)など、参加ミュージシャンは非常に豪華。選曲も悪くなく、オリジナルを聴いたことがない人でも楽しめることは間違いない。お薦めは「S.A.T.O.」。 最後にセバスチャン・バック。AEROSMITHやRUSHのトリビュート・アルバムでの存在感もすごかったけれど、本作でも「BELIEVER」など3曲に参加してパワフルな歌声を披露している。SKID ROW脱退後、あまりパッとしないのが残念…。
|