Dirty Dozenの出世作。86年のモントルージャズフェスティヴァルでのライヴだ。 地響きのようにとどろくスーザフォンのうねりに始まり、様々なホーンが入り乱れての管楽器の狂乱、初めてこの音を聴いた16歳の少年は、とてつもないパワーにぶっ飛んだものだった。ゆるいんだけど大迫力。うねっているのにビシッと決まるニューオリンズの魅力に捕り憑かれてしまったものだった。 これ以降DDBBは破竹の勢いでNOを代表するブラスバンドに成長していくが、やはりこの迫力に勝る音はない。まさに管楽器の祭典さながら、このメンバーでの演奏を一度見たかったものだ。
いつも思う。いつになったら日本人はこんな演奏が出来るようになるのだろう。何かが違う。同じ曲、同じ譜面、同じアレンジ。でも同じには決してならない。この腰の上あたりがムズムズする感じ!「ソウル」「ファンク」。言葉にするのは簡単なものが、このCDには入っています。いつの日か僕らもこんな演奏が出来るように・・・
DVDが出ているのを知りあまり期待しないで購入しましたが、まずまずの内容でした。 でも音の迫力に欠けると思います。ヴォーカルが無い分、サウンドでの迫力を期待している人にはお勧めしません。 リージョン1となっていますが国内製プレーヤーで再生できました。
不穏な和声が支えるインプロビゼーションと圧倒的な安定感のテーマが繰り返す。こういうのもニューオリンズスタイルというのかどうか分からないけれど、どちらかと云えばモダンなコードが多い。このアルバムは。ヴォーカルスタイルのトラックとそうでない曲との対比、1曲の中でのモダンなコードと定番コードの対比。慎重につくられたアルバム。方向性は違うかもしれないけどMETERSと同じような堅実さを感じる。Eddi Boやコステロがいい感じなのは堅実さ故か。ゆるくて楽しく、、みたいな雰囲気はLIVEほどはどうしても感じない。でもそこがこのアルバムをむしろ飽きさせない風に仕上げてるような気がするなぁ。見事。
Dejan's Olympia Brass Band、The Chosen Few Brass Band、The Dirty Dozen Brass Band、The Rebirth Marching Jazz Bandと、この一枚でNew Orleans Brass Bandを代表する4バンドが楽しめるなんてコレはお得っ!! あの「蛍の光」がディキシー・スタイルにっ!!そして誰もが知ってる「聖者の行進」はモチロン、New Orleans Brass Bandではお馴染みの曲が盛り沢山で楽しいですよ!! このアルバムを聴いているとこんなファンキーな音楽が生活の一部になってるニューオーリンズの人々がホントに羨ましく思います☆ 理屈なしに楽しめる一枚ですよ!!
|