本編が手元にないと楽しめないので注意してください。
こちらは、女性向け恋愛アドベンチャー(乙女ゲーム)のブランド・オトメイトで活躍した絵師4名のメイキング集です。 女性向け、とはいえ一般向けの作品でもお仕事されていますし、そもそも「女性向け」≒「ゲーム系」なので、意外と間口は広いかも。
参加絵師は以下。名前/仕事です。
カズキヨネ/薄桜鬼、緋色の欠片、他雑誌の表紙など。 既に画集を二冊出している今を時めく絵師様です。厚めの塗りと、キャラの魅せ方が特徴。
東夕陽/アンジェリーク魔恋の六騎士、他携帯ゲームなど。 上記作品は原作があるため、イマイチ絵柄を掴みづらいのですが…迫力のある構図と細かな書き込みに圧倒されました。
フカヒレ/エルクローネのアトリエ(未発表)、つくものがたり 発売前の作品を挙げるって…いや、別にいいですけど。 柔らかく可愛らしい絵柄。アトリエシリーズに雰囲気は似ている(あくまで似ている)気がします。
錐矢隆/マスケティア、デス・コネクション、カヌチ 以前は結構独特な絵を描いていましたが…最近は落ち着きましたね。私はどちらも好きですが。
メイキングはとても良質。キャラの構想から仕上げまで全てしっかり載せられており、ツールの設定とかソフトの小技、「なぜそうするのか」という絵師さんの意図まで拾ってあります。 メイキング系でよくある、「そんなとこはいいから!」「そこ! そこを省略するなああぁ!」が発生しません(笑)
ただ…そう書くと飛び付きたくなる人は多いかもしれませんが、正直、特別なことはしていません。 作画する上で有用な小技はあったものの、「描く」という一点においてはやはり実力なのだなぁ…と。(特にヨネ氏。なぜ通常レイヤでこと足りるのか…!?)
上記の通り、メイキングは良質です。好きな絵師さんがいるなら買い。
早速、いま届いたので中を拝見させていただきました。 正直言って4千円は高いなぁ、と購入前は思っていましたが それも、その筈!!イラスト本2冊組なのです!! そう思えば、決して高い金額ではありません。
ただ、中は今までのイラストとバッティングするモノも多く 過去のイラスト本を買った人には多少なりとも「やられた感」は否ません。
それでも、今回の中身は遊戯録発売前ということもあってか? ちびキャラもかなり多く収録されてますし、 「月刊・土方歳三」などのモノクロスチルなど 今までにイラスト本には入ってないスチルもたくさん入ってます。
読むページも兼ね揃えてあり、全体としてはかなり花丸!! 久しぶりに薄桜鬼グッズで満足できる出来でした。
特に薄桜鬼イラストを購入するのが初めての人にはおススメできる品だと思います。
だいぶ改良が加えられていますねー。
前作よりミニゲームの難易度が上がり、キャラ毎に祭りを見に行く約束をとりつける必要があったりして、結構工夫してます。
屯所で祭り会場とは別のミニゲームが発生するのもいいかなと思います。
良くない所:文章の履歴の出しかたが分かりづらかった。
きちんと説明書に記載するか、メニュー画面に表示するべき点だと思いました。
ストーリーについて:前作は突然皆がちびキャラに!?どういうこと? みたいなストーリーだったので、ちびキャラも可愛いく思えましたし、パラレルワールド(?)で繰り広げられるストーリーも面白かったんだと思います。
今作は現実の隊士たちと祭りに行ったり、屯所のイベントで何故か唐突にちびキャラが発生するので、無理がある気がしたような?
ミニゲームもなまじ難易度が上がったせいで面倒くさく感じてしまいました。 プレイヤーが一人でプレイするので、隊士のヘルプなどの機能があると協力しあう感じがしてよかったかもしれません。
全クリアしてないので不明ですが、祭り会場のミニゲームは全キャラ共通ですかね? 飽きそうだな…。 (失敗しても救済システムもあります)
久しぶりにゲームの薄桜鬼をやったせいか、猛烈な違和感がしたのはたぶん私だけでしょう(笑)
立ち絵や表情の変化が最近のゲームは進化してるんだなと思いました。
やはり薄桜鬼は追い詰められ、ぼろぼろになり、そこから這い上がる初代の世界観がいいな〜。
と再確認してしまいました(笑)
追記:しかし、アニメや黎明録も通過して思ったんですが、皆江戸にいたほうがよかったんじゃ…? 絶対平和だよね〜みたいな(笑)
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