たけしの最近の書籍の中だと郡を抜いてよいですね。 なにげなく秋葉原事件に触れたりする語り口はテレビで見るたけしよりも切れ味がよい夢に関しての話は欧州でも認められる映画監督、北野武だからこその説得力。 国家の品格とか女性の品格よりより本質的な話しをしていると思う。
英訳同時掲載なので、わたしが読めるのは1/2だけ。物語はとても短い。あっという間すぎて「あらまあ」という感じである。物語が中途半端というのではなくて、この物語は確かにそこで終わっているのだけど、ぼんやりと未来が見えいる気がした。それはやはり、奈良美智の絵と写真があって、読んでいく端からそれぞれを具体的に形作ってくれているからだろう。とはいうものの、この本に出てくる絵や写真が、物語を限定してしまうことはなかった。文章があり、映像があり、より色鮮やかなひとつの空間を完成させているという感じ。画像も文章も、表現のひとつの方法であるということをひしひしと感じた。英文も読むことができたなら、もうひとつ別の世界を見ることになったかもしれないのに。惜しい。 わたしはこの人の本を読むたびに、それが再読であっても同じように「すごいなあ」と思う。長くても短くても、そこにきちんと空間が用意されていて、わたしはいつでもそこに行くことができるのだ。まったくすごい。
予備知識として、TV版とはキャラが同じで設定が違うということを知っているレベルで観ました。レントンとエウレカと世界の奇妙でせつない関係は、変わらず。また、エウレカがテレビ版とはちがって、最初から女の子しているのが個人的に良かった。
ただ、やはり2時間にまとめるのは、つらかった?。感じがします。消化不良を感じますが、まっすぐにレントンとエウレカが互いに名前を叫びあうのは、気恥ずかしくなるくらい良かった。終わり方も、個人的には良かったと思います。一言で言えば、良い映画でした。
唯一残念なのは、ゲッコーステイトの設定。何か、私には受け入れられなったな。え、ケンゴウもああ見えて、そうなの?。みたいな感じでした。ハップとストナーの扱いも、ちょっときつかったです。もうちょっと、彼らの設定を何とかして欲しかったなあと思いますが、ストーリー上、レントンとエウレカの敵対勢力になるには、仕方がなかったんでしょうけど。
あと、前半から中盤にかけてのしっとりとしたアネモネも良かった。ニルヴァーシュのかわいさには勝てませんが。
ガンダムでもないマクロスでもない、オリジナルアニメとしては、かなりがんばっている作品だと思います。
個人的に、TV版がやはり良かったなということで、星を1つ減らしました。TV版の「モーニング・グローリー」「バレエ・メカニック」「星に願いを」の感動を超えたかと言われると、「?」な感じです。これから、何回か観直すと変わるかも知れませんが。
前半に「つめたいよるに」として9編、後半に「温かなお皿」として12編が、単純計算して1編あたり約10ページで収められている。そのどれもが読みやすく、読者は知らず知らずのうちに物語の世界に曳きこまれてゆく。
たくさんの奇想天外な世界と、人間の営みが織り成すさまざまな模様が、まさに「凝縮」されている感じ。前半は「夜」を題材としているだけあって、夢か現実か区別がつかないような不思議な世界が広がっている。後半は「お皿」ということで、料理や食事を通して、陰と陽、さまざまな人間模様にスポットがあてられている。
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