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個人的な思いを!
今回の作品…
タイトルがすぐには読めませんでしたよね?
あと、タイトルを正確に記憶するのもやや難しい…
皆さん、慣れましょう! (笑)
こんなにかわいい漫画で、生も死も病も老も描ききるのか、というのが正直な感想。数々の試練を友と、家族とのりきる宇宙飛行士候補生たち。様々な葛藤、限界、制約の中から、心から実現を願える夢を描きだす。磨いて持ち続けての夢。
読みながら、そうなんだ、がんばれ、とつい思ってしまう。
自分を確立し、友との絆を確かなものにする漫画。
高い評価、というのもうなずける、良い作品です。
僕の同年にも宇宙を目指した親友がいました。
パイロットではなく開発者としてですが。
宇宙が好きで勉強して勉強して努力した結果
自分は夢を果たすことが出来ないと悟ったのでしょう
彼は自らの命を絶ちました。
僕には彼の苦悩は想像することしかできないし
現実というものはキレイ事ばっかではないと思います。
でも、だからこそ僕はこのキレイな作品が大好きです。
同じ宇宙というテーマ、
そして彼が亡くなってちょうど9年と言うこともあり
よりいっそう深い思い入れがあります。
やはり僕も宇宙には行ってみたいです。
長く生きていればそのうち行けるチャンスがあるんじゃないの
とちょっと楽観視しています。
死んだらダメです。死んだらダメです。
そう、生きて生きて生き抜かなきゃダメなんです。
いつか行けた宇宙から、彼の形見のメガネ越しに地球を眺めるのが
僕のちょっとした夢です。
最後ですがこの最高の作品を生み出してくれた柳沼行先生に感謝です。
ありがとう。
刀を抜かないことの強さもあるのだな・・・と思いました。立場の違いはあっても国を憂い、友を想う気持ちは三人とも変わらないんですね。それぞれの誇り、十分に見届けさせていただきました。時代が違えば迎える結末も違っていたでしょう。ラストは憎い演出ですね。読了後にスピカを読み返し再び胸が熱くなりました。柳沼先生、お疲れ様でした。
前巻での出来事、その時の秋を中心に始まり、ケイや、ふっちーが悲しみを乗り越えようとします。
そして後半からは、マリカの問題におよび、マリカ自身もその問題に向き合い、次の一歩へ踏み出します・・・
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