本書の構成については上巻のレビューをご覧ください。下巻では画面目次の各州の36都市がとりあげられています。ベルガモなど一般ガイドでとりあげられている都市が20に及び、たやすく観光価値が納得できる写真が多い。なかではブラマンテとダヴィンチが設計に参画したというヴィジェーヴァノのドゥカーレ広場(表紙ご参照)の数々のカラー写真に目を見張ります。一般ガイドで余りとりあげられない所ではマゼールのヴィッラ・バルバロの内外のカラー写真が素晴らしくトレヴィーゾ、オトリーコリなどもそこそこ素敵です。さて、ヴィッラ・バルバロの最寄FS駅はMontebellunaです。出かける前にヴィッラのホームページで開場日、時間をご確認ください。Montebelluna駅前はバスターミナルになっています。マゼール行きはLa Marca社Linea11です。同社のホームページで時刻表は引き出せます。きっぷはFS駅舎内の同社きっぷ売り場で往復(4.5ユーロ)入手がよいでしょう。バスターミナル発車場所はLinea11の表示板を探してください、駅舎に最近の位置です。マゼールのバス停は走ってきたカッレセッラ通りがコルヌータ通りにぶつかって左折してすぐの所です(Google マップご参照)。交差点に案内表示もありますが、下車してコルヌータ通りを北へ進んで行くとヴィッラ正面玄関への道と交差しますが、ここからは入れません。さらに進むと(バス停からは約200m)テンピエット(これもパラーデオ設計)です。ここを左折しまわりこんでいくとヴィッラ入口です。まわりこむ手前右に付属バール・土産物店、WCがあります。地場産各種サラミまたはチーズ盛り合わせにとれとれ野菜サラダ、特産の濃厚な白ワイン、ビールで十分満足できます(3名で44ユーロ)。目的のヴィッラは6ユーロ、べロネーゼがバッカス、愛などをテーマに各部屋をフレスコ装飾しているがオリンポスの間が一番のようだ。住み慣れてしまえば気にならないのかもしれないが、長押から貴婦人がこっちを見ていたり召使が壁から笑いかけたりする絵柄はどうにも居心地が悪い。これは傍に奉仕する他人がいて当然の人々の住まいと合点した。内部は撮影禁止です。くだんの土産物店で英語版ガイドDVD7ユーロを購入したがわが国では再生不可。ヴェネツィアからは半日の小トリップです。残る半日は経由地のトレヴィーゾ散策もよいかもしれません。
見ていて癒されました。
そしてまた明日からがんばろうと思わせてくれます。
おもしろいです。ぜひたくさんの人に見てもらいたいです。
旧作でお馴染みのキャストと違うのが気になっていたのですが、あまり違和感なくてほっとしました。井上真樹夫さんや田島玲子さんの話し方の方が落ち着いていて、個人的には好みですが…。ただ、ミーメだけは昔のキャストの方が話し方も効果のつけかたもミステリアスな雰囲気を持っていてよかったと思います。以前のアニメーションになれている私には、CGにちょっと慣れにくいですが、キャラクターデザインも松本零士氏のタッチをよく残していて、良かったと思います。女性キャラが原作よりボインなのは時代の好みの変化(?)ということで…。ただ、30分づつのDVDを6枚、この値段で揃えるのは購買層をかなり限定してしまうのではないかと思います。作品は満足のいくものですが、価格とのバランスは疑問です。
オリジナルドラマCD3部作、徐々に物語の謎が明かされていく中盤のお話です。 1部ではジャケット通りゴン・キルアがクローズアップされていましたが、 この2部では主にクラピカ・レオリオ、その他のキャラのエピソードが進められています。 1部・3部と比べるとややシリアス度は高めですが、物語の全貌を知るためには欠かせない部分です。 キャラの心情が丁寧に描かれているので、特にクラピカ・レオリオのファンの方にオススメ致します。
歩いて心地よい路地(車の入ってこれない狭い街路、車社会にしようとしているわが国ではなくなりつつある。)、人々が集まってくる気持ちのよい広場(わが国に伝統はない)でありうる要素がまずあげられています。次に路地と広場の形態を各々10タイプに分類しています。それから、シチリア、カラブリア、バズィリカータ、プーリア各州の24都市について路地や広場の何タイプになるかを示しています。大部分に市街図もついています。一般ガイドでとりあげられているのは、シラクーザ、タオルミーナ、エリ−チェ、マテーラ、レッチェ、ターラント、ブリンディシくらいです。写真はところどころカラーがはさまれているが、大部分モノクロです。都市の全景写真は2、3を除きまるで冴えません。それよりも書名どおり路地、広場、建物(の細部)、町中からの眺望の写真のほうがずっと多い。これらにはなぜか人々が余り写っていない。デザインを見るには好都合であるが、田舎町の過疎のわびしさがつきまとい、気持ちの良さは余り伝わってきません。ターラント旧市街などカラーを使っているのにまるでスラムで、恐々歩いたことを思い出しました。初めて見る街が多いのにあまり旅心が刺激されない出来映えです。
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