還暦祝いの良い様子。色が強烈な感じがしますが、何事も祝い事。ちょっと洒落を聞かせている内容。お値段もお手頃で丁度良い。
毎回冒頭に出る主人公(テレビ通販会社の社長)のテレビショッピングのコマーシャルと、ラストのテレビインタビューが傑作!田村正和の話芸が楽しみます。最初はコメディータッチなのですが、妻(黒木瞳)が離婚を決意して家族がバラバラになって行く第9話から最終話までの盛り上がりは遊川和彦の脚本のうまさです。特に、最終話の結婚式での父親のスピーチは感動的で、個人的にも自分の夫としての生き方に反省させられました。ラストで少し救いが有ったのが、我が事のように嬉しかったです。それから森山良子の歌う(作詞、作曲も)主題歌「あなたが好きで」がとても良かったです。ドラマの中で流れる千住明のアレンジ版も含めて、メロディーが長く頭に残りました。
ネトゲ廃女 ネットゲーム(以下ネトゲ)に依存する人は様々なメディアを通して一般的にも広く知られるようになった。なんだか暗そうな感じで、イメージするオタクっぽい人、特に10代から20代にかけての青年が多いのだろう、と。しかし、そうでもなかった。確かにそういう人もいるが、本書ではあらゆる女性を見てきた著者が、あまり知られていなかったであろうネトゲ依存の女性に焦点をあてている。しかも年齢は20代からなんと50代までの女性でであり、主婦である。
男がするものだと思われていたネトゲはいかにして女性を取り込み、そして「廃女」にしていってしまうのか。様々な立場と年齢の女性からの取材を通して浮き彫りになった現実は、日本が抱える現代の社会的実情と人間の欲求とは切っても切り離せないものだった。
できる限り著者の主観を排除して、当事者である女性にしっかりと語らせ、わかりにくいゲームの用語に関しては適宜解説してくれる。主婦という立場だからこそネトゲに依存してしまいやすい条件が整っていること、また、現実世界よりも達成感、満足感、強固な人間関係が得られることがネトゲの魅力であり依存してしまう原因でもあることが感じられる。ネトゲにより生活が荒んでいくことを経験して止めることを決心する人、生活の活力なったと喜ぶ人、結婚生活の寂しさを紛らわすことができたと部分的に肯定する人。ネトゲは女性という、ゲームとは一番無縁だと思われていた存在の人生に間違いなく影響を及ぼしている。著者はネトゲ、広くはパソコンをネット社会につなげることによる負の面に危惧している。便利さや楽しさという多くのものを手に入れる代わりに、何か大きなものを手放していると。
普段ゲームとは縁遠い人や、依存の深刻さを知ろうとする人、また現在ネトゲをしている女性・主婦には一読をお勧めしたい。すでに社会問題化しているネトゲ依存に対する新たな警鐘は必ず聞こえてくるだろう。タバコや薬、アルコールの依存と同じ、自制心がないからという精神的な話ではすまされない、複雑な原因がみえてくる。
最後に印象的な文を抜粋させていただく。ゲームに熱中するあまり、子供との思い出が欠落してしまった二人の子供を持つ33歳の主婦の話である。
「かろうじて覚えているのは鬼のような形相でパソコンに向かい対戦をつづけている自分を見て、それでも子供が「ママ大好き」とすがってきたことだ。」
この主婦はネトゲを止めた。
木婚式ということで、木製の品をと思い『屋久杉の夫婦箸』にしました。いつまでも仲良く美味しく食べたいね♪という気持ちを込めて♪軽くて使いやすいです。お箸って、こんなに違うんだーーってくらい、使いやすいです。
贈り物にぴったしでした。 迅速な発送ありがとうございました。 また利用したいと思います。
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