タカハシマコの短編集。全九話で魔女シリーズが五話、それ以外が四話。シリーズといっても各回ごとの繋がりはないようです。2004年〜2011年に描かれたものをまとめたもので、収録されている中で一番古い「エーベル851」は「タカハシマコってこんな表現もするんだ」とちょっと意外であったりもしたり。百合ものや少女漫画レーベルでのタカハシマコとは多少傾向も違うかもしれません。“毒”は薄めだけど“ひねり”はある、かな。魔女シリーズはパロディ要素もあったりしてノリも軽めです。 掲載元は魔女シリーズが『COMICすもも』それ以外が『コミックハイ』。あとがき漫画が3ページありました。
前回の乙女座・スピカ・真珠星も文学的で素敵な短編集でしたが、今回もまた色々考えて読める、文学的でかわいい短編集です。
前回は乙女座〜が素晴らしく一番好きでしたが、今回は毒を含みつつかわいらしいお話が多く、どの作品も楽しめます。 少年バンビとチョコレートトリップ、ピクニック〜が特にオススメです。
コミックスもタカハシマコさんの作風にぴったりなレトロで可愛らしいカバーイラストに、淡いピンク色の可愛い帯が素敵です。
タカハシマコさんファン、少女漫画好きな方に。若い読者さんにも読んでもらいたい素敵な作品です。
タカハシマコさんを好きになった作品です。 どの話もきれいです。 表現が1度読んだだけでは解りにくいところもありますが心ときめく短編集です! 絵に興味を持った方は買うことをオススメします!!
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