正統派な箏の名曲集で、個人的にも大変聴きやすかったです。筝曲としてなじみのある曲が多く、子供の筝曲入門で聞いてもいいかもしれません。ただ私の好みでいうと、「砧」がはいっていればさらに良かったと思います。
真言宗のなかでも近代まで秘されてきた理趣経ですが、その全体が経本通り省略なく収録されています。25分近くある長い読経ですが、聞いているととても気持ちが落ち着いてきて大きなものに包まれる感じがしますよ。音だけに身を任せてみてください。
素晴らしい出来です。文楽を劇場で見ている人、初心者いずれの鑑賞にもたえうる内容です。 劇場録画のものより格段に見やすいです。秀逸なカメラワークのなせる技なのでしょう。 『冥途の飛脚』は世話物の中で最も好きな作品なのですが、文楽独特の演出を効果的に見せてくれます。
日本の音楽を幅広く網羅していると思います。 それは縄文時代の音楽からアイヌの音楽まで至ってます。 しかし、途中で切れてしまうものも少なくないです。 まあ時間的にしょうがないんですが。 よかれ悪かれ日本の音楽のハイライトをまるかじりできます。 おすすめ!
中学校の卒業式その他でよく歌われる「大地讃頌」ばかりが矢面に立つこの曲集ですが、カップリング扱いの「蔵王」「旅」こそが実はこのアルバムの真髄なんではないかと最近になって思うしだいです。
「土の歌」は言わずもがなの名曲なのですが、「大地讃頌」以外はあまりにも取り上げられる機会が少ない。それはやはりオケ版でないと本当の曲の魅力が伝わってこないというメリットでありデメリットがこの曲にあるということです。「モツレク」とか「第九」みたいなステージで語られるべき曲といってもいいでしょう。
で、のこる「蔵王」「旅」ですが、どちらも佐藤眞先生の芸風が見事に実を結んだ超名曲です。これらの組曲のうちどれかひとつでも歌ったり聴いたりして「いい曲だな」と感じることができる人が、合唱についてものをいうべきなんではないかと思います。
譜面は単純で、練習は退屈かもしれません。しかしその分奥は深いのです。
現在あまりにも多様化してしまった合唱界に、ぜひ遺さなければならないスタンダードではないでしょうか?
ピアノ伴奏版の大地讃頌がききたいとかいうひとは、「ベスト合唱100」を購入ください。
そこでも「蔵王」「旅」のおいしいところが堪能できますんで。
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