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サンクタム　3D&2D(デジタルコピー付3枚組） [Blu-ray]

《製品版のレビューではなくて申し訳ありません。
『サンクタム』という作品に対してのレビューです》

私は映画館で3D版を鑑賞しましたが、映画館の大画面でも
3Dの劇的な効果はあまり感じられませんでした。
あぁ少し飛び出していたね……という程度でした。

シナリオは、導入部はこれから未知の洞窟の探検が始まる……
という期待感や高揚感をうまく表現できていましたが、
中盤から後半にかけては、安っぽいと言いますか、どこかで見たような
気が立った仲間同士の衝突と、父子の愛憎・葛藤・再生劇がメインです。

アクションとしてはそこそこ面白い映画だと思います。
欲を言えば、【極限状態での人間の心理状態】を
もう少しうまく表現できればより良い作品になったと思います。

家で鑑賞する場合は、プロジェクターなどを使用して部屋を暗くして
大画面で見なければ、面白さは半減すると思います。

危険な洞窟探検に挑んだことで、劇中には悲劇的なことも起こるのですが、
悲劇的な犠牲者もいますので、子供には少し刺激が強いかもしれません。
私も幼い頃に見た映画でトラウマがけっこうあったりしますが、この映画も
もし幼い自分が見ていたら、トラウマになりそうなシーンがありました(^_^;)

この作品を見た直後ではダイビングが怖く感じることうけあいです。

川に死体のある風景 (創元推理文庫)

こういったミステリーアンソロジーが大好きです。テーマは決まっていても決まっていなくてもいい。今回は「川に死体」というテーマで統一されていますが、純粋な意味での「川に死体」ではないものもあるし、オカルトめいた話もある。それでもどこかに「川」と「死体」が出てくるように工夫されているし、なによりこれだけの作家の作品を一度に楽しめる、というのがいい。

　ただし、佳多山大地『この世で一番珍しい水死人』だけはいまひとつだったな・・・タイトルで期待しすぎたかも。どうにも、早く最後まで読みたい！という気持ちにならなかった。この作品が創作第１号だというから、仕方がないか。

　綾辻行人はさすが。おどろおどろしいところがよい。有栖川有栖はキレイにまとまっていて読みやすかった。久しぶりに江神部長に出会いました。始めて読んだ作家もいたので、他の作品も読んでみたくなりました。