ゼオライマーの正統な続編である本作品、ちゃんと前作のHな部分も踏襲しつつ、戦闘シーンにも力がはいっています。今後の展開がまだ見えませんが、ゼオライマーが登場?したのか等続巻が早区読みたい展開で本巻は終了します。ぜひ一読をお勧めします(特に前作を読んだ方は)
ゼオライマーと言えばOVAが有名ですが、一躍ゼオライマーの名を世に知らしめたのはゲーム、スーパーロボット大戦への参戦でしょう。OVAの原作となった漫画が存在している事は知ってても、読んだこと無い、欲しいけどプレミア付いてる、そんなこんなで読む機会に恵まれなかった人、完結を望んでいた多くのファンへ、完全版コミックが発売されました。
本のカバーにしっかりと完全版と表記してあるように、未完の傑作が遂に完結です。本編への大量の加筆修正、近年月刊COMICリュウで連載された3話の最終章、巻末の設定概要は、リアルタイムで久保書店版を購入して所持している人も見る価値アリかと。
スーパーロボット大戦でのシナリオはOVA版を元に、更にマイルドなアレンジとなっていましたが、原作漫画は連載していたマンガ雑誌がレモンピープルなる青年向けだったので、内容はなかなか過激です。 OVAとの類似点や相違点を探すとキリがないのですが、次元連結システム(原作:超次元システム)の存在と運用が、恐らく一番の衝撃でしょう。「美久の子宮に次元ジョイントをセットする」というトンでもない設定なので、劇中何度も美久が裸に・・・悪人モードのマサキに氷柱まで挿入されたりと、必然的にモザイクの嵐(笑)ともあれ本気モードのゼオライマーの強さは反則です。敵を破壊ではなく消滅させたかと思えば、腕を丸ごと復元するは、果てはパイロットも復元してしまう無茶ぶり。
読み始めは古臭さを感じつつも、設定概要を含む全300ページ弱、一気に読破できるのはゼオライマーへの愛ゆえか?ロボ物好きは確保必須のマストアイテムに成りうる本書、ロボ魂が燃えますよ。 敵将の「やはりゼオライマーには白が似合う」と、美久と叫んだ「喰らい尽くせ ゼオライマー」は、名台詞に認定。
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