ドラゴンマガジンに連載されていた短編6編に書き下ろし短編1篇収録されていますが、一編一編とても読みがいがあり、またとてもよくまとまっていて、筆者の力量の高さを窺い知ることができます。 この作品はゲームをノベライズした長編版につながっていますが、そちらと違ってメリハリが効いていてとてもとっつき易いです。
レギオンという味方のクリーチャーを引き連れて戦うゲームです。
レギオンは何種類かおり、それぞれ特性があって剣を持って戦う剣士型や遠距離攻撃を得意とする弓兵型等、敵やステージによって上手く使い分ける必要があります。
また剣士や弓兵以外にも、忍者やマッチョ、爆弾型等、レギオンの見た目にも個性があって良いです。
レギオンを引き連れず、単身で戦うことも可能です。
その際にはレギオンの能力を一部扱うことが出来、例えば剣士型を選んでいれば素早い剣技で相手を切り刻むことが出来ます。
PS2版だと簡単すぎて、あまりこのシステムが活かされていませんでした。
ですがPC版だと難易度が上がっているのでいい感じです。
ただストーリーに関しては期待しない方が良いです。
ムービーも中途半端なところで切れるので、話の道筋がよく分からない。
特に解説も無いまま淡々と進むので、クリアした時には感動も何もなく「あれ?もう終わり?」という感じでした。
ステージ数も少なく、割とあっさりクリアできます。早ければ10時間と少しで終わるかも…?
色々と書きましたが、個人的にこのゲームは結構気に入っています。
でもタイトルにも挙げたように、某ゲームの二番煎じのような、そんな気がします。
この巻を読んで、久しぶりに感動したよ。
ついこの間、中学校の先生にカオスレギオンを一揃い入れてくれって頼みました。
その理由はもちろん、この巻がメチャクチャ泣けたからです。
全巻通して読んだら、もっと感動できるハズ!
元はカプコンの「カオスレギオン」というゲームから。 ゲームノベライズが原作のものは、作家がゲームそのものに思い入れがないとかで、感動の無いお話になってしまったりという事を良く見かけています。 けれども、このノベライズは、原作のキャラクターである「ジーク・ヴァールハイト」をとても大切に書き手さんが書いていらっしゃいますね。 ダークな部分をとても丁寧に、残忍だけど、美しく書いていると思います。 ただ、短編集から物語を連結させたというのもあるせいか、ちょっと話が急に動き出したようなきらいがありますが。 なので、星4つ。 イラストはスクエニのGF(Gファンタジー)でE'sを連載中の結賀さとる先生。 ものすごくイラストは綺麗です。文句ありません。 巻数つらねているわけですから、画集出して欲しいですね~。
レオニスの放った刺客が、ジークとノヴィアに迫ります。 ジークの記憶が消されたり、ノヴィアが操られたりと、 今までのシリーズの中で最高の面白さだと思います。
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