一見可愛らしい
タイトルですが話はまじめにシリアス!
国語の教科書に載っていて友達とはまった記憶がありますv
国語の教科書には一部分しか載っておらず他が気になって本を購入しました。
とじこもりがちで世の中を重く考えている主人公北沢良一。
彼は友人の徹也、そして彼を通じて重症の腫瘍で入院中の直美と出会います。
二人との出会いによって北沢の心は変わっていくのです。
北沢と徹也の友情、そして直美の心。すべてが美しいです!
とにかく文章にぐいぐい引き込まれていくのです!!
私は本はあまり読まないほうなんですがこれはもう熱中しました!
本当オススメです!そして
タイトルである「いちご同盟」。
この本を読めばこの
タイトルの素晴らしさが分かりますvv
果物の事ではないんですよねv
芥川賞作家・三田誠広のワセダ大学小説講義録シリーズ第二弾。
正直、第一弾の半分のページは、当り前の内容で得られるものが
少なかった。
だけど、この第二弾は発見が多く、文学史と文学作品を材料にして、
文学とは何なのかを自然に感じさせてくれた。
特に感銘を受けたのは、『「神なき時代」を先取りした男』の項目に
あるドストエフスキーの『罪と罰』についての説明。
神様の存在を人が信じなくなったら、どうなるのか。
きっと、他人が見てないところで、良いことなんてしない。
無宗教の自分はそんなこと考えたことなかったけど、
今の社会をそのまま表している気がした。。
高校時代に使っていた文学史のテキストは人物の名前の羅列ばかりで、開いただけで嫌になった記憶がありますが、この本は講義形式で、当時の社会背景なども踏まえてわかりやすく解説してありますので、予想以上に面白かったです。
もともと、過去の名作を読んでみたくなったのでこの本を購入したのですが、読む作品をしぼる上で、大変参考になりそうです。今度は、それぞれの作品を読みながら解説を読み直してみようと思います。
小説を書きたい人だけでなく、ただ近・現代の代表的な作品を読んでみたい人にもおすすめです。