サスペンスドラマとしては抜群に面白いです。ただ、台湾独立の闘士が蒋家独裁時代の国民党のスローガンである「大陸反攻」を唱えたり、本来台湾を支配している中華民国体制からの独立という意味の「台湾独立」を現在属していない中華人民共和国からの独立であると勘違いしていたりと読者に台湾独立運動に対して間違った認識を与える記述がいくつかあります。
原作者は綿密な取材によって物語を構成していると聞いていますが、この台湾篇のテーマとなっている台湾独立運動に関しては取材が甘いようです。
それと、国民党政権が倒れたら中国政府に頼らなければ国を保てないというような流れはドラマを作る上での必要性だったかもしれないけれど台湾人をなめすぎだと思います。
アニメ『勇午』のテーマ曲とサウンドトラックを集めたCD。
アニメと言っても、お子ちゃま向けのそれではなくって、純然たる大人の為に作られた作品です。
BGMも大人向きで……子ども達が聴いたら「怖いよ!」と泣き出す曲が……!?。
単なる情景描写ではなく、心の動きまでも巧みに表現している音楽を楽しめるのは大人の特権かも。
後半の畳み掛けるような盛り上げ方はうまい構成ですね。
『
神戸・ルミナリエ』を手掛けた作曲家らしく、宇宙の広がりを思わせるクラシカルで荘厳な曲から、心の切なさを訴える繊細なオルゴール
タッチのクリスタル・サウンドまで、実に様々な趣向で十分楽しませてくれました。
お薦めの一枚です。
さすがは勇午という感じで、交渉成立です。
もう私の中では、勇午の声は萩野さん以外考えられないですね。
原作の漫画を読んでいるときにもついつい萩野さんの声でよんでしまってます。
さあ、次は
ロシア編です。楽しみです