もう古いソフトになりますが、笑いに関しては群を抜いています。
エロ目的ではなく、純粋に楽しむことができる一本です。
・システム
オーソドックスなスタイルで、文章を読む、
設定をいじる等に関しては問題はありません。
しかし、困ったことにキーボードでの文章送りが出来ません。
(※有志が作ったキーボードパッチは存在しますが)
選択肢が出ている状態ではSAVE出来ない。
・シナリオ
序盤から中盤にかけてギャグ、終盤は真面目なお話という良くある構成。
特に序盤から中盤のギャグは必見の価値
アリ。
セリフに(中略)とか入っていても、ちゃんとその部分まで喋ります。
しかも、文章送りしなくても1分くらい喋りますw
終盤のシナリオは、伏線回収出来ていなかったりしますが、
ゲーム自体、超絶対御都合主義的妹(or後輩orメイド)アーカイブノベル
らしいので気にしたら負けなんでしょう・・・多分
・BGM
可も無く不可もなく、ボーカル曲も中々良い。
さりげなくBGMにまでネタが仕込んである。
10点満点なら8.5点くらいでしょうか
・グラフィック
アニメ関係の
スタッフが作っただけに背景等など出来が良い。
肝心のキャラクターの塗りも丁寧で良い。
絵柄としては頭身が低いため好みが分かれるだろうが、
キャラクターの表情がコロコロ変わり見ていて楽しい印象。
個人的な感想ですが、エロゲヲタならやっとけって感じですw
この本はA4サイズの大型書籍で、オリジナルのメガCD版の資料集となっており、
半数以上がカラーページで構成されています。
内容は公式設定資料の名の通り、
ETERNAL BLUEの主人公ヒイロやヒロインのルーシアを始めとした
主要キャラクターの設定ビジュアルから始まり、世界観設定ビジュアルに開発秘話、
メイン開発
スタッフのインタビュー話、ビジュアルシーンの絵コンテ、
販促に使用されたイラストに加え、初代LUNAR THE SILVER STARのキャラクターイラストと言った
LUNAR世界を構築するに際した様々な事情やイラストを、この本で垣間見る事が出来ます。
どこか
ジブリ作品のラピュタ世界を思わされつつも、
完全にLUNAR独自の世界観を見事に構築しているイラスト郡に、
「この世界に自分も足を運んで冒険してみたい」と思わされる程のワクワク感を個人的に覚えました。
全ページが見どころ読みどころなのですが、中でもビジュアルシーンの絵コンテは
実際のムービーシーンとの比較レイアウトで掲載されており、個人的お薦めです。
オリジナルのメガCD版発売に合わせて出版された本なので
後に移植されたサターン版プレステ版とは絵柄や世界観の一部が違いますが
ETERNAL BLUEやSILVER STARのLUNAR二作品がお好きな方なら
手にとって所持しても決して損はしない一品だと思いますよ。
ちなみに攻略本ではなく設定資料集なので、その点だけはお間違い無きようお願いします。
ゲーム「Lunarシルバーストーリー」のサイドストーリーではありますが、ゲームを未プレイでもなんの問題もない位、独自の世界観と物語を構築しています。この本は初版でたまたま購入して、現在も所持しているのだけど、大変好きな本なので、今回キンドル版であらためて購入させていただきました。余談ですけど「Lunar」関係で船戸さんはもうひとつ、別のお話を書いていますが、そちらはほぼこの「ヴェーン
飛行船物語」とは繋がっていないので、ガレオン目的で買うと肩透かしを食らう事になるでしょう(そちらはそちらで面白いですけど)。
失礼ながら原作ゲームをプレイしたことは無いのですが、船戸さんのファンなので購入してみました。一冊の作品としての完成度が非常に高く、安易な「ゲームのコミック化」に留まらない傑作だと思いました。ガレオンというキャラクターを深く掘り下げ、ストーリーはほぼ船戸さんの創作だそうです。一つ一つのコマに愛情を感じ、また、実力を感じさせる精緻で丁寧な絵の描き混みは氏の代表作アンダーザローズに通じる軌跡を感じます。本当に美しい…。
是非PSソフトをプレイしてみたくなりました。