三銃士、となればやはりかくの如く痛快冒険活劇となるが、最近のハリウッドは映像だけでストーリーは月並みのものが多いので鑑賞前は余り期待していなかった。しかし期待していなかったからなのか、かなり面白く感じた。 この時代にありそうで実際には有り得ない飛行船などの設定も良かったのだが、やはりストーリーを引き立てる大きな要素の一つである悪役の存在がこの面白さを決定付けたのかもしれない。ミラ・ジョボビッチの悪女ぶり、イっちゃってる意外な役でのオーランド・ブルーム、そして「イングロリアス・バスターズ」で名演技を披露したクリストフ・バルツの腹黒さがたまらない。 続編がありそうな終わり方だったので、それも期待したい。
ヨーロッパの世界遺産を遊覧船から、空撮したものですが、田園風景がすばらしい。フランスの農地がとてもきれいです。さすがは、農業大国です。また、北欧にいくと、リアス式の複雑な海岸線がこれまたきれいです。 流しているだけで癒されます。 残念なのは、オール空撮なので、ナレーションで「この寺院のバラ窓がすばらしい」といった箇所で、別に画面がバラ窓アップに切り替わる・・・なんて気の利いた演出はないことです。 そこが残念です。2割くらいは、アップ画面とか、内部映像がはいるとよりバランスがいいかなと思います。 あとは、ぜひ次のも出してほしいですね。英国湖水地方だとか、イタリア コモ湖など自然も美しく、街や建物も美しいのがいいです。
飛行船の本というと、懐古的な感傷を煽るものが少なくありませんが、本書は表題のとおり、あくまで技術史的な観点で書かれています。 歴史と技術の両面を扱っていますが、一般向けの書籍としては十分に充実した内容になっていると思います。 飛行船ファン、航空機ファンにおすすめできる良書です。
戦後初めて日本の空に飛行船キドカラー号、レインボー号を飛ばした著者の飛行船への愛情いっぱいの本。昭和43年から44年にかけてキドカラー号は東北から九州までをゆっくりと静かに航行していった。私も実際に見たが、子供心に感激した思い出は今も忘れない。
この本は主に飛行船の歴史について書かれてあって、末尾の未来の飛行船にも紙数を割いているが、やはり一番読ませるのはキドカラー号、レインボー号の飛行の章だ。意外だったのはキドカラー号が強風時の係留ミスからたった半年で壊れてしまったことだ。その後も何度か飛行船は飛ばされたが、あまり目立たないのは本の中では否定されていたが、やはり飛行船は危ないというイメージを払拭しきれていないからだろうか?
本は古いが世界一周するツェッペリン号の写真や他の飛行船の写真、絵など盛りだくさんで、今でも楽しめる。
難波弘之、1982年発表の通算3作目。airレーベルでは2作目となる。 センス・オブ・ワンダーの演奏は非常にタイトで聴きごたえがある。山下達郎の参加も見逃せない。 本人作の小説と同期した構成となっており、そちらを読んでから聴くのも一興である。
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