可もなく不可もなく。読後感はそんな感じ。今時、キンシンソーカンをテーマにしたところで、そんな衝撃でもないでしょう。少女漫画なんてこれくらいの事は当たり前みたいに描いてますし、BLなんかの滅茶苦茶ぶりと比較すれば、まだモラルを感じられるほう。肝心の謎(「お・・・」)も、結構早い段階で予想がついた。しかし、桜庭一樹という人は相当な読書家だそうですが、「良く読む作家」の悪い面が出ている気がする。この小説は明らかに倉橋由美子の「聖少女」みたいな小説を書きたい!という作者の願望が見えすぎるように感じられた。この本を読んだ後に、インスパイア源として挙げている「聖少女」を読んで、あ〜、はいはい、これをやりたかったんだね・・・と分かり過ぎて、何だか醒めた気持ちになった次第。ラノベ作品と比べて、文体にかなり癖があるのも、そのせいだろう。「聖少女」は「キンシンソーカンという、ありふれた卑しい行為を聖なるものに変換する為」に書かれた小説で、その為にありとあらゆる手段が使われている。凝りに凝った文体が鼻につく位だが、結果として、どうしようもなくキザで イカした小説になっているけど、本作はそこまで考え抜かれているようには私には読めなかった。結局、あの小説に充満している雰囲気を出したいだけでしょ?志が低過ぎる。
この本に辿り着いたのは主人公が報われない話を探したことがきっかけでした。辛く苦しい現実を共感してくれる本はどこかにないかと。結局、目的とはだいぶ掛け離れましたが。以下ネタバレにご注意下さい。
文章としては沈鬱な内容であるはずなのにどこか軽く受け流すような表現。主人公「なぎさ」がまだ中学生で、兄が10代の未成年という設定だったためそこまで重い内容にならずに済んだのではないかと思われます。
風変わりなもう一人の主人公「藻屑」がどうにも切なく、救いを求めた訳でもないのに大人になれなかった悲しみを、読者の自分にも向けられているように感じました。
見ていたのに気付いてやれなかった、知っていたのに救えなかった、という状況を大人は言い訳にしがちだけど、対照的に主人公「なぎさ」はそれを中学生らしい感じ方、悲しみ方で心に刻もうとする。
この作者の上手いところは、例えば大人であれば無念と感じるところを子供であれば傷心する、という風に使い分けが巧みな点でしょうか。
切なくなりますが、もう一度読み返したくなる本です。
劣化皆無の芳賀優里亜ちゃんの感慨深い作品のメイキングですね。画質は良好な方だと思います。そしてご安心くださいwささやかながらちゃんと後半のシャワーシーンやレズシーンでBの両地区の見え場があります。時間的には短いながらも数カットでしっかり芳賀優里亜ちゃんの美しい両Bが拝めます。(但しメイキング用カメラが収めたオフショット的なヌードはバックショットのお尻丸出しカットのみです)
あと着衣での自慰シーンでは短尺ですがパンツの中に手を入れて股間を弄ってます。
作品の性質上、盛大に見せると迄はいきませんが、商品説明文の責任はある程度満たしている商品であるかとは思います。
まああまり嬉しくないナレーションを考慮に入れると★3つですがw
劇場で鑑賞し「これは…!!」と思ったので、ソッコー予約しました!
劇場ではアソコがパンパンに膨れ上がるほど興奮しましたが、さすがに行為にふけるにはいかなかったので、家でじっくり鑑賞できるのが楽しみです!
メイキングではアレでしたが、本編では芳賀優里亜ちゃんはしっかり脱いでくれて、多田あさみさんとの濡れ場もバッチリ、少し大きめのB地区、ヘアー、共に十分堪能できます!
(優里亜ちゃんが惜しげも無く秘部を披露されてる反面、あれだけ直接的な表現のIVをリリースされてる多田あさみさんが、地区とヘアーを頑なに隠すといった不思議な逆転現象が起きていますが。)
個人的には
スーツアクターの人見早苗さんが、露出高めの大胆な衣装で、SM嬢ファイターの水崎綾女さん相手に、体液にまみれながらの匂い立つような百合シーンが1番のヌキシーンでした。
勿論、優里亜ちゃんの自慰シーンもゆっくり楽しめるので、届くのが待ち遠しいです!!!