今月号は、ロング・バケイション(以下ロンバケと省略します。)30周年記念盤発売に合わせて、その特集を組んでいます。先ず最初にロンバケの関連アイテムとして、発売されたLP、絵本、シングル、また各種の見本盤をカラーで紹介しています。
しかし、この中でメインを占めるのは、大滝さんの新旧2本のインタヴューでしょう!その中で、大滝さんは、イーチタイム以降は、リマスターという事を主眼に音楽を聴いていたが、最近又60年代、70年代の音楽を聞き出した。(ただし、ここ3ヶ月くらい前からだそうです。)そして、成瀬監督のロケ地を全て当てた事や分母分子論等が述べられています。
そして、20周年記念盤のリマスターは良く出来ていた、そして今回の30周年記念盤は、純カラがメイン(半分謙遜だと思いますが!)とも述べています。
そして、ロンバケの全曲ガイドが載っています。
で、私も、LP,CD選書盤、20周年盤、30周年盤を引き出してきて、比較してみました。(残念ながら、最初のCDは、見つからず。)結論ですが、選書盤と30周年盤は、各楽器の音、バランスが明瞭になり、また、ボーカルもクリアーになっていると思います。しかし、20周年盤と30周年盤は、あまり大きなちがいは、見出せませんでした。LPについては、今回コメントは、控えさせてもらいます。
最後に、リマスターも大事だと思いますが、2003年の竹内まりやとのデュエット、サムシン・スチューピッド、恋する二人以来新曲がありません。最近やっと音楽を楽しめるようになってきたようですから、是非ともニューアルバムを製作、発売してください。お願いします!!!
全7曲入りのビデオクリップ集。private eyes,maneater,out of touchなどの80年代のヒット曲が中心に収められており、当時からファンにはかなり懐かしい内容では?オーツがリードヴォーカルをとったposaession obsession収録なのはうれしい。kiss on my listがないのは残念だが・・・。画質もDVDにしてはもう少しかな。
これは彼らの、ソウル・ミュージックをルーツとする部分に対するある種の総括なのでしょう。ソウルの殿堂といわれた
ニューヨークのアポロ劇場でのライブ。ゲストは彼らがフィラデルフィアでの無名時代の憧れ、テンプテーションズ(
ダリルは彼らのマネッココーラスグループで、前座をしていた)の主要メンバー、エディ・ケンドリックスとデヴィッド・ラフィン。なんと彼らと共にテンプスの名曲メドレーを!「マイ・ガール」「ザ・ウェイ・ユー・ドゥー・ザ・シング・ユー・ドゥー」など。振りまで入って二人はノリノリ!
そして、テンプホール&オーツの締めくくりは「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」当時この曲はイギリスのポール・ヤングが軽くリメイクして大ヒットしており、これが相当悔しかったらしく、「こっちがオリジナルー!」としつこくいいながら唄いだすのだが、これが出色。最高のコーラスを背負って、跳ね回る
ダリルのアドリブ。本当にこれが、「Voices」アルバムに収録されていたあの曲なのか!これこそがまさにこの曲の本来あるべき姿だった。最高の出来。
その後は第2部(ゲストはバイバイ)ソウルの名曲「僕のベイビーに何か?」を二人で熱唱。そしてオリジナルのヒットへと、彼らがビッグ・バン・ブームを出して色々な賞を受賞し尽くし、頂点を極めた1985年のライブアルバムは、まさにきらめき。ビデオしかないのがぐやぢーい DVD化希望!