念願のヨーロッパビスタサイズ。キューブリックの作品はこの作品に限らずどの作品も 画面づくりが芸術的で美しい。この世紀の傑作が監督が本来意図する映像に近い 形でリリースされたのは嬉しい反面、他の作品もこの仕様ででないかなぁ、という 思いも禁じ得ません。それほどまでにこのソフトは素晴らしい。ありがとうWB。
映画サントラ盤がありますがこちらのオリジナルのほうが彼女(彼)の才能が溢れ出てると思います。
映画の時計じかけのオレンジが好きな人は必読!映画の意味不明なロシアン&彼らの口語の意味がわかります。映画がより面白くなります
☆スタンリー・キューブリック監督の異才の面目が遺憾なく発揮された傑作SF映画。凝りに凝ったセット作りや、ベートーベン、ロッシーニ等のクラシック、ジーン・ケリーの『雨に唄えば』といった新旧名曲のユニークな使用法で、映画マニアにとっても避けて通れない垂涎の一作である。原作はイギリス作家アンソニー・バージェスの同名小説。舞台は近未来のイギリス。この未来社会の荒廃ぶりは夢も希望もない。大人たちは無気力。若者は退屈きわまり、音階と薬に明け暮れる。無抵抗の老人を殴り、女をレイプする。しかし近年、中学生が遊びで公園の浮浪者を袋叩きにしたなどという凶悪事件を聞くにつけ、この作品が絵空事ではなかった事実に、身の毛がよだつし、戦慄を禁じ得ない。主人公のアレックス(マルコム・マクダウェル)が更生のために洗脳され、植物人間のように変身してしまうくだりは、まるで戸塚ヨットスクールの騒ぎを思い起こさせる。欧米では銃やドラッグの所持により、さらに問題は深刻化している。ベートーベンに心酔し、血の色に酔い、ロシア語まじりの造語を話すアレックスは、紛れもなく現代の若者に存在しているのだ。ラストで「第九」を聞きながら、眠っている狂気を呼び覚まし、「俺は治った!」と笑うアレックスの姿にホッとするか、それともゾッとするかは、お好み次第。そんな作者の視線が実は一番コワイ気がする。なおSFには反ユートピア=(ディストピア)というジャンルがある。未来は決してバラ色ではなくテクノロジーの発達がかえって矛盾した管理社会を生み出してしまうという暗い未来予想を描く作品群である。小説ではジョージ・オーウェルの「1984年」やオルダス・ハックスリーの「すばらしい新世界」が古典として有名だが、SF映画にも1960年代に入って次第に反ユートピアものが目立ってきた。近未来の核戦争の恐怖を描いたS・キューブリック監督の『博士の異常な愛情』や猿が人間にかわって支配する物語『猿の惑星』、新人時代のジョージ・ルーカスが作ったコンピュータで管理された暗い未来社会を描いた『THX1138』、そしてS・キューブリック監督の本作『時計じかけのオレンジ』である。この系列はSFの一ジャンルとして定着化し、その後=(1970年代)もオリバー・リードが主演したマイケル・キャンパス監督の『赤ちゃんよ永遠に』、『ソイレント・グリーン』等の意欲的な問題作が作られている★。
スタンリーキューブリック監督の「時計仕掛けのオレンジ」のTシャツ DVDなどのジャケットにもなっているこの絵が好きで購入しました。
やっぱり有名な映画だけあっていろんな人が見ているものですね。 この手のTシャツなどは着ているだけで同じ趣味の人と関係が築きやすいので すごく重宝します。
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