この映画の一番の見所はまさにリアリティです。 兵装、銃、兵器、戦場、アクション、どれをとっても文句無しの◎ とくに戦闘シーンは指揮官の叫びや銃弾の飛び交い、銃の挙動、砂煙が まるで本物のようで、一瞬も気を抜けないシーンばかりです。 戦場も本当によく出来てます。市民の動きやセットはまるで本物です。 キャストも今では大人気のエリック・バナやオーランド・ブルームなど が出演していて『大作』と呼んでいいでしょう。 リアルなだけでなく、映画としてもしっかり出来ているのでとても 面白いです。私なんか5回以上観てしまいました。 ただ少々グロテスクなので小さいお子様と見るのは控えた方がいいでしょう。
とても世界中で不評だったこの映画。 何故か中東などのイスラム諸国では映画館が大入り満員だったとか。 理由は簡単。 日本海軍による真珠湾攻撃シーンがCGによる大迫力でアメリカ軍がメチャメチャにヤラレルシーンが凄かったたため(笑)。 映画館から出てきたアラブの子供たちが口々に『日本スゴイ!』と叫んでおりました。 ある意味、アメリカの意図とは逆に『日本』の『国威高揚映画』になったそうです。 有難うアメリカさん!
トータル90分でありながら、7つもの話が入っていると言う事は1話につき単純計算でも12〜13分…。それだけの短い時間でどれだけの内容が…と考えると、些か“俳優買い”をするには懐的にも躊躇してしまいましたが、いずれをとってもハズレ無しとも言える豪華な俳優陣に思わず手が出てしまったというのが本音。
それでも、あらすじを確認の上期待して購入しましたが、見終わった後の印象としては若干のイメージの差を感じてしまいました。
監督も7話全て異なるのですが、其々の個性が明確に分かれています。
台詞が思わせぶりなものもあれば、サイレント在り、とアプローチ法に統一感はなし。ジャンルと言うほどはっきりと分かれているわけではないけれど、好みはハッキリと分かれそうです。(ある意味、全てがアート系?)
私はヒュー・ジャックマン目当てで買いましたが、この作品に関しては彼の伴侶でもあるデボラ=リー・ファーネスが監督を務めており、とても興味深いものでした。ヒューなんてホンのちょっとしか出ていないのに、コメディ・タッチでキャラクター全員がいい味出していて面白かったので、これのみで★5つ付けたい勢い(笑)。
しかし、コスト・パフォーマンスと総合的満足度を考えるとプラスマイナスでこの評価です。ジョシュに至ってはほとんど出てきませんし、好きな役者であっても作品に馴染まなかったりで(^^;寧ろ、愉しむ為というよりもコレクター的な要素での購入をお勧めします。
亜熱帯の空気、滲む汗の湿り気、植物の生命力、都市建築の壮麗さ…
すべてを精彩な色味で、センス溢れる音楽とともに表すのが
トラン・アン・ユンの持ち味 とても好き
さて…本作は、現代香港を舞台に芸達者な男前俳優たちを
キリスト教の超古典的テーマ設定(すなわち、苦痛=美=敬虔、罪=救済=奇跡)
に投げ込むという企画ありきの企画物
この意欲的な試みは、一応の成功をおさめた(興行成績はトントン)
が、講評が難しい
まずたしかなことは、1800万ドルの予算に見合う作品にはなっていないこと
そして、俳優にひかれて金を払った客層を満足させもしないだろうこと
そうした反応や評判の全てが
脚本監督のトラン・アン・ユンの狙いだというのは、ほぼ間違いない
産業としての映画を逆手にとって
マイナーとメジャーのはざまを切り開こうとするその姿勢には敬服する
しかし、もっと単純な仕掛けでもいいんじゃないかなぁ…
この才能あふれる映像作家による、すっきりと素直な作品を観てみたい!
この映画こそ、ディレクターズカット版の価値がある。日本劇場公開版はクソ映画だが、これは真珠湾攻撃シーンだけ観ていると凄まじいの一言。露骨に奇襲攻撃のヒドさを訴えているが、改めて日本人が認識するには良いと思った。トラトラトラと比較するのは良くないが、やはり日本海軍のシーンが弱い。ハリウッド映画特有の片言の日本語は卒業していただきたい。三角関係のストーリーはどうでもいい。
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