聴いてからわりと時間がたつのですが、かなり印象に残っています。
ドラマCDと言うのは原作の物語をそのまま描くと劣化してしまうものが割と多いのですが、
個人的にこのドラマCDはきちんとまとまっていて原作を知らない方が置いてけぼりになるようなこともありませんし、特に悪い部分は無いように思えます。
それにBGMが素晴らしく、流すタイミングも良いので、感動してしまう部分もあります。
今回のCDは夏目夫妻にあてられていて、裕一と梨花はオマケでしか出てこないのですが、それでも良いものがあります。
小夜子を平野綾さんが演じているのですが、とっても感情がこもっていて、それでいて可愛らしさや新鮮さが自然と出ていて小説しか読んだことのなかった私でも違和感なく聴くことが出来ました。
ここまで出来の良いドラマCDはあまりないので、少しでも興味のある方は購入してみることをオススメします。
「貴方の恋人になりたいのです」と「いつの日も」の為に、アルバムを買いました。
若干、やさぐれた30代には、若さあふれる歌詞で、ちょっと恥ずかしくなるときがあります。
モンローという曲は、オタクの方に、オタ芸を作ってもらえるような感じの曲でした。
曲の構成も、ピンクにハート振りまきまくりの曲のあとに、やさぐれたアンルイスのような感じの曲が入っており、ヤヌスの鏡かっ!と思います。
おもしろいアルバムでした。
半月シリーズ2作目です。今回は1巻と比べるとより軽くページが進むと思います。祐一がどうしても里香が好きで好きで堪らない気持ちが読者にもひしひしと伝わり読者ももどかしい気持ちになってしまいます。後半は徐々に現実。重い話になっていきます。くすぐったい気持ちと現実の残酷さがいい割合で話に組み込まれている2作目です。やっぱり2人を応援せずにはいられません。
現在実写版映画が放映されている『半分の月がのぼる空』の単行本。 元々は2003年にライトノヴェルとして電撃文庫から発売された作品ですが、映画化するにあたって新たに単行本として発売されたようです。 やっぱりラノベ原作となると色眼鏡で見られてしまうからなんでしょうかね? とはいえ、原作からイラストだけを抜いてそのまま単行本化したわけではなく、主人公達の会話を原作の標準語から伊勢地方の方言に変えたりと、様々なところに手を加えられています。 元々『病い』というある意味ライト・ノヴェルらしくない『重い』テーマを題材とした小説であるだけに、イラストの有無は正直言って大きな違いではなく、逆に「ラノベはねぇ...」と意味も無く敬遠してしまう人達にとってはハードルが低くなったのかもしれません。 またこの単行本には原作ラノベの1巻から3巻までが収録されており、それを考えるとも決して高くはないと言えるでしょう。 ともあれ、この『半分の月がのぼる空』という小説は、ラノベ云々を別にして、青春小説としてとても素晴らしい作品ですので、これを気に多くの人達に読んでいただきたいものです。
8巻すべてにレビューを書かせていただきました。レビューのタイトルは気づいた方もいらっしゃるでしょうが帯の文句です。タイトルとか考えるの苦手なので拝借させていただきました。
きっとみんなそう感じると思いますが、この巻の表紙は8巻中最高に最強に可愛い里香です!(茶を濁すようですみませんw)
アニメのOPだかEDでもウェディングドレス着てましたけどきっとこんな感じで式を挙げたんだろうなぁと思うと(ただの妄想ですが)なんだか嬉しくなってきますw
短編の中でも僕が一番好きなのは里香の過去のお話で、この巻のラストのお話です。多田コレクションの騒動も面白いんですけどw
あと文化祭の演劇もいいです。7巻の短編も面白かったのですが、この三つ(一応多田コレクション騒動も含む)を前にすると霞んだ感じでした。
そのままキスするかと思いきや、そこで〜〜になっちゃうのが里香ですねw(〜〜は購入後にご自身で確認してくださいね)
里香はきっと、いや確実に若くして逝ってしまい、裕一は遺されるのでしょう。そこまで書いて欲しかったと思う方もいると思います。自分もそう思わないでもないから。
でもそれこそ「蛇足」なのでしょうね。語らない部分があるからこそキレイに終わるし、キレイなだけでなく確実な闇を落としている。
これから、はきっと僕たち読者それぞれの心の中にのみ存在するからこそ、半月は愛されるのでしょうね。
半月を読んでしまえば、きっと他のライトノベル全てが薄っぺらく見えると思います。それほどにギュッと詰まってたから。
この作品と出合えたことのお礼を、著者の橋本紡先生と、きっかけとなった声優の高橋美香子さん言いたいです。
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