日頃笑福亭鶴瓶を演じているX氏(私は鶴瓶の本名を知らないし、X氏が鶴瓶のイメージと完全に一致するとは思っていない)が伊野を演じ、その伊野は何か秘密を抱えて素顔を明かさない(ふと視線が虚空を漂う目の演技が素晴らしい)という具合に、何重もの演技の積み重ねで虚実の境目がぼやけ、人間の存在とは何だろうと考えさせられる奥行きのある映画。前作「ゆれる」同様、観る者に多くの判断を委ねている。
オリジナルの脚本で人の生き方の一側面に鋭く迫る一方、どこか温かい西川監督の目が冴えわたる素晴らしい作品だ。
ラストをどう捉えるか。私は一種のハッピー・エンドと考えたい。
電車の中でニタニタ笑いながら本を読んでいたら私です。 この本は単純に笑えます。 内容はラジオで話された事が書かれているのですが、改めて文字で見ると頭にガツンと入って来て心にゴツンと笑いの衝撃が。 誰彼関係なく、間違いなく笑えます。 ここまで自分の事を恥も外聞もなく曝け出せるものだと感心よりも笑えます。 このレビューを書きながらも思い出し笑いをしています。 面白い。
東京公演の3日めの広末涼子の時に新宿に見に行き、前2日の分も見たくて買いましたが面白かったです。
数年間にわたり長期取材を続けたドキュメンタリー。 普段見ることのできない鶴瓶の姿は、見ごたえがあった。 特に落語「らくだ」にのぞむ鶴瓶の想いがにじみでていた。 地方公演にいき、ウォーキングしながら一人落語の練習をしている姿には 胸をうたれた。 また、映画ディアドクターの舞台裏も興味深い。 西川美和監督が緊張したおももちでクランクインにのぞむ姿や 鶴瓶、香川照之などと微妙なかけひきをしていく様子はおもしろい。
レンタルで何度も借りて、余りにも子供が気に入ったので購入しました。四歳になる子供は台詞を覚えてしまうほどお気に入りです。
是非、親子でご覧下さい。考えさせられる場面もあります。
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