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震災時にさまざまなメディアがなにをしてきたかが,ひとつのおおきなテーマになっている. グーグルが震災後 2 時間以内でたちあげたという person finder について書いている. そしてヤフーやアマゾンなどもそれぞれが震災後やってきたことを書いている. これらは貴重な記録だ. ツイッターや他のネット・メディアがどのようにつかわれたか. またマスメディアとくに海外のマスメディアが日本の状況をどうつたえたか.
 東 浩紀 は 「日本はいま,江戸時代末期のように開国と攘夷に分かれつつある」 という. ここまで劇的な表現はみたことがなかった.
 
 
   
ドラッガーによるマネジメント開闢から百年、マネジメントの第2世紀は、不確実性との戦いである。ただし不確実であるがゆえに起業のチャンスは膨大で、起業ルネサンス時代とも呼ばれる。
 だから、この不確実な起業ルネサンス時代における起業とは、
 投資家に対する事業の蓋然性の証明要求との戦いでもある。
 
 そこで生まれたのが「リーン・スタートアップ」手法である。
 
 リーンとは、無駄のない状態を指し、トヨタ方式の無駄取りに起因し、それを起業マネジメントに適用しようと考えられている。
 
 「アイディアの構築→実用最小限プロトタイプによる計測→科学的方法に基づいた学び→方向転換(ピボット)判断」という
 起業マネジメントの1周をいかに素早く回転させるかをテーマにしている。
 
 自己検証できる科学的な方法論の展開が、秀逸である。
 
 なんども社内起業し、成功も失敗も経験したが、フィールドが変わると経験則が活用できない歯がゆさがあった。
 起業のプロセスや方法論が毎回ゼロスタートにしか出来ないことを悩み、考えていたところで
 この本に出会った。次回の事業展開では全面的に採用するつもりだ。
 
 
   
内容的にはもっともと思えることが多かった。ポジティブ思考になるね。
 
 
   
と、村上氏は本書を位置付けているが・・・
大多数の人にはリラックスして読めるものではないと思う。
 
 私は、日本の現実・自分自身の現実と向き合わされ、考え込んでしまった。
 
 村上氏・伊藤氏の考える「ハッピーになれる思考・行動」のできている少数の読者に限り、うなずきながら楽しんで読み進められる本だろう。
 
 とは言いつつも、単なる批判で終わっていない。
 
 「ハッピー」を実現している人たち(それが村上氏・伊藤氏本人の場合もある)の紹介を通して、ハッピーになれる思考・姿勢・行動のヒントをつかんで欲しいという両氏の思いがまっすぐに伝わってくるからだ。
 
 ルートサーバーを管理するおじいさんの話などは強くに印象に残っている。
 
 
   
なるほど、事例を色々紹介している。
 日本におけるブログの活用度合いは未知数ではあるが、
 マーケティングに携わっているものがWEB検索よりもブログ検索をする
 理由やその背景・メリットは理解できた。
 
 平易な文章で書かれているので、エンジニアでなくても読める。
 
 著者はさすがだ。ブログで文章力を磨いている。
 
 
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