複雑系のロバート・アクセルロッドによる、 経営管理への複雑系からの挑戦の書籍です。
工業モデルによる機械的組織についての限界は、 P・F・ドラッカー、トム・ピーターズらにより、 かなり前から指摘されており、 またあらたなマネジメント手法の提供がされていることから、 本書に対する新鮮感はあまりありませんでした。
注目すべきは、複雑系という発展しつつある学問体系により、 新古典的経済モデルから異端視されたマネジメント手法が、 統合されつつあるということです。
著者は経営のプロではないですので、 経営の内側をえぐるという深いレベルまでは達していません。 今後企業経営においては、複雑系の知見が非常に重要になってきますので、 更なる研究開発と応用手法が洗練される事を期待します。
なお、本書は入門書という位置付けのようですが、 複雑系による切込みが深いとはいえませんので、 ともするとこれまでの経営書の変形版と取られかねません。 (私も初読したときは複雑系の醍醐味を見出せませんでした)
よって、本書は入門書というよりも、複雑系のダイナミズムを理解した上で、 経営実務への応用基礎編という位置付けが相応しいのではないか、と思います。
実際に、 ミッチェル・ワールドロップ「複雑系」 スチュアート・カウフマン「自己組織化と進化の論理」 ブライアン・アーサー「収益逓増と経路依存」 を読んだ後で本書を読むことで、本書の意味がわかりました。 これらの書籍を読んでおかないと、複雑系のすごさはわかりにくいと思います。 自然淘汰と自己組織化が二大潮流になるのであれば、これらの書籍は必読でしょう。
迅速に配送され、安く購入できて、今後も利用したいと思います。
この映画ができた時代は、まだマカロニウェスタンが健在だったころ。本場アメリカの西部劇の神髄を、あの七人で挽回しよう・・・という意識が多少はあったと思うのだが、実は撮影したのはマカロニウェスタンと同じスペインだ。そもそも「荒野の七人」の設定がメキシコ国境の話だから、マカロニの舞台とかぶるんだけど、それにしても正編の背景と比べるといかにも貧相。そして七人のメンバーもウォーレン・オーツやクロード・エイキンズなど苦労して集めてはいるけれど、ブロンソンやコバーンらと比べるとランクダウンは必定。そしてマックィーンに代わる腹心役に、同じTV西部劇出身のロバート・フラーを充てたが、これもスター性不足は必定。野盗が再び村を襲うというパターンを、そのまま踏襲しただけの面白みのない脚本も単なる二番煎じ以外の何物でもなく、砦に籠って夜の雨のなか身の上話に興ずるという気勢の上がらないドラマといい、これならイタリア製西部劇の傑作のほうがよっぽど面白い。ブリンナーはこの2作目で「七人」シリーズに決別したが、その後はイタリア製西部劇に鞍替えしている。クリス役の黒づくめスタイルはそのままに。
ディズニ―だけに期待していたblu-ray版。 見事です。 画質は明らかに新マスター。 鮮明でくっきり・はっきりと。色合いや深みなど全てが完璧に。 音はdts-hd masterで素晴らしい音響に。 付属のDVDも新マスター仕様でしょう。綺麗です。 このような出来の物は高くても買いで 既存のDVDがあっても買って損は無し。 綺麗すぎるので感激してしまいます。コレクションには間違いなくもってこいです。
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