今年でシリーズ20周年を迎えたSa・Gaシリーズですが
この原点であるGB3部作をリアルタイムで遊んでいた人は、今ではどれくらい居るのでしょうか?
当時、ゲームボーイ初のRPG(実は携帯ゲーム自体でも初)という触れ込みで発売された魔界塔士Sa・Ga、その正統な続編の2、そしてやや変化を起こしながらも、やはりSa・Gaの血を引いた3。
音楽と言う観点で見れば、1は植松伸夫氏、2は植松伸夫氏と伊藤賢治氏、そして3は笹井隆司氏と、まさにバリエーションに富んだラインナップ。
それらの曲を余すことなく収録したこのCDは、実に贅沢な商品と言えるでしょう。
特に、今ではゲームミュージックファンならまず知らない人は居ないであろう伊藤賢治氏のデビュー作が何をかくそう、このSa・Ga2であり、通常戦闘曲の「必殺の一撃」では、ファンの間ではお馴染みの「イトケン節」が既に垣間見えるところには流石と言わざるを得ません。
GB音源などは、今の次世代機の音源に比べれば、音数も少なく音色もチープでしょうが、そんな音源の違いを忘れさせてくれる程に、このCDに収録されている音楽は、古き良きサウンドを我々に強く訴えかけてきます。
先日、Sa・Ga2もようやくリメイクされたことですし、これを機に是非1度、オリジナルを知らない世代(リメイク版のみをやった人)にも聴いて欲しいと、いちオールドゲームファン、そしてゲームミュージックファンとしては願わずに居られない作品です。
これは面白かったなあ。少年の頃、白黒のどでかい初期型ゲームボーイで夢中になって遊んでいました。
この頃のサガには、たしかに冒険心をかきたてられるものがありましたね。
白黒でも、簡素な演出でも、たった1MBの容量でも、当時のわたしにとっては夢のようなアドベンチャーを楽しませてくれる、宝物のようなソフトだったのです。
楽園を目指してただもくもくと搭の頂上を目指していく、という世界観が良かったのだと思います。シンプルな設定だったからこそ、ごちゃごちゃ余計なことを考えずに冒険に集中できたのです。
小難しいストーリーであふれている昨今のRPGは見習って欲しいですね。複雑だからレベルが高い、ユーザーは満足するだろう、そんな単純なものではないのです。
楽園という最終到達目標のために、仲間と力を合わせて先へ進んでいく。少年の冒険心をこれほどたくみにかきたてる設定は、昨今のRPGにはなかなかないように思います。
楽園というユートピアを思い描いたとき、当時のわたしは夢見心地で幸せな幻想に酔っていました。
味方が肉を食べて変身するというシステムも良かったですね。ああいう良い意味でのいいかげんさが、わたしは好きです。
古の神々が遺した秘宝を求めて行方不明となった父を追い、幼馴染とともに主人公は旅立つ。秘宝とは何か、父の目的、新しい神々……主人公は次第に世界の中心へと導かれてゆく。
1990年にゲームボーイ用ソフトとして発売された人気RPGのリメイク版です。舞台は人間、エスパー、メカ、モンスターが共存し血縁関係を持つカオスな世界。最初に4種族を自由に組み合わせて4人PTを結成。以後PT変更は不可。上画面が3D表現の冒険画面、下画面が2Dのミニマップとメニュー。ターン制コマンド式バトル。シンボルエンカウント。どこでもセーブ可能。終盤のイベントまでは全滅→戦闘に再挑戦、イベント後は全滅=リセットです。
1周クリアの目安は12〜20時間。物語は一本道ながら、攻略の戦術はPT編成次第で大きく変化。コンパクトな作品を何周もして、戦術の工夫を楽しむ作り。戦闘の早送り機能や、セリフが刈り込まれたシンプルなイベント演出は、全て周回プレイを見越したもの。じっくりと1周でコンプリートを目指す作品、セリフが小説よりも多いイベント演出重視の作品とは一線を画す、レトロRPGの「らしさ」を残した作品。
さらに、地平線の見える世界を疾駆するDSの限界に挑んだグラフィック、チェーンエンカウントで数十体の敵に不意打ちを食う恐怖、連携攻撃で強敵を一掃、ミューズの助けで3人死亡1人瀕死の絶望的状況から大逆転、などなど現代の技術でゲーム性を高める工夫も豊富。素晴らしい作品だと思います。
不満点は、1)画面切替後の3D画面の方向が「キャラの正面が上」なこと。「北が上」で固定されたミニマップに合わせ、3D画面の初期方向は「北が上」が便利だと思う。2)マップアビリティの変更が面倒。3)漢字が難しく小学生に敬遠される。社長が講演で自社製品購買層の高年齢化を憂えていましたが、ポケモンや、小学生に売れていた頃の製品をもっと研究してほしい。
発売日に届きましたが、箱の大きさに驚きました
しかもでかい割に中は結構空きスペースが多いです
ここだけが不満です もうちょっとコンパクトに出来なかったのか…
でも大事なのは中身です
サントラの方ですがこれは分かっていた通り素晴らしいです
絶版になっているアンサガのサントラが聴けて良かったです
あとDVDですが、思っていた以上に良かったです
植松さんの音楽に対する考えやイトケンのハードと音源の話などはとても興味深かったです
saga好きで何枚かサントラを持っていない人は買って損はないと思います
ゲームボーイ版の攻略本は、不完全なものしか無いので、ゲームボーイ版で詰まっている方にも参考になる一冊です。
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