このような音源がCDで聴けるのは非常に貴重です。
鈴木さえ子のチキンラーメンのCM曲は、MIDIから出ていたthe very best of... の方が完全バージョンです。
吉田美奈子のTHANKS TO YOUは、別テイクというよりも別MIX?とでもいうのでしょうか。
メインボーカル部分はBELLSと同じですが、コーラスは明らかに違っています。
エコーも浅めです。
ちょっとだけNOISEが気になりましたが、素晴らしいです。
大貫妙子のサイダーのCM曲は、HISTORYに収録されているものと同じだと思います。
鈴木雅之の"LIBERTY"が入ることを期待して、大森氏選曲の第二弾を待ちます。
さえ子をいったん聞き出すとその瞬間さえ子ワールドに引き込まれてしまって、聞きっぱなしになる力があると思います。異色とかニューウェーヴとかで一括りにはできません。名曲とかスタンダードというのでもなく、さえ子の音楽がもってる空気感が皆無なんです。中毒になります。α波がたくさん出るような心地よさにリリカルな詩の世界。ぜひお薦めします
鈴木さえ子の作る世界は、本当に独特で似たような世界観をあまり見たことがない。それは音作りが、職人肌でものすごく綿密に計算されたサウンドなのに、全体の印象はとにかくメルヘンチックでホッとさせられる音楽だからだ。「科学と神秘」というタイトルや、どこか難しそうな幾何学的ジャケとは裏腹に、鈴木さえ子の歌のお姉さん並みに滑舌の良い歌声と「みんなの歌」的な普遍的ポップスは、全く小難しさは感じ取れない。それでいて、実は珍しいコード展開や、単純なのに想像力を膨らませる歌詞などそう簡単には真似できないプロフェッショナルな仕事をしているのがすごい。同じく職人気質のXTCのアンディ・パートリッジが惚れ込んだというのも全く頷ける。それでいて、XTCともまた全く違う純粋なメルヘンを持っている人物が鈴木さえ子だと思う。
私もポポイ・ザ・ケロンマン目当てに買いました。テレビでケロンケロン♪ケロ×3、ケロン、アイロン、サイクロン♪ポポイのポイポイ! の歌が忘れられず、探したらこのアルバムの2曲目にあるポポイ・ザ・ケロンマンという題名でありました。聞いてみたら楽しい歌でつい口ずさんでしまいます。
♪ドコ、ドコ、ドコモダケ♪、♪キサラキサラ恋人〜♪、♪いまのキミは、ピカピカに光って〜♪、♪ラララプレイステーション♪、こんな、誰もがどこかで聴いたことのあるCMソング、実は全部、ムーンライダーズのメンバーが作曲や演奏で関わった作品なのです。
そんな膨大なCMソングの中から厳選された曲たちがこの一枚に集う。
歌詞カードがない、歌ってる人が不明な曲もある、フルコーラスで収録されているわけではなくあくまでもCMで使われた部分だけの収録となっている、など、仕方ないのかもしれないけどちょっぴり残念な面もあるものの、やっぱり貴重な記録であると思う。
ちなみに♪明星一平ちゃん♪って歌ってるのってカーネーションの直枝氏じゃなかったっけ?
|