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これはフランソワ・トリュフォーの名作ですで悪ガキ二人の物語です 題名からして良いね「大人は判ってくれない」少年院に入れられ親からは見離され「好きにすれば良い」と言われたときの少年の眼差し
 少年院を逃げ少年は走る走るどんどん走る道はどんどん続く終わりの無い道このとき少年の
 悲しみ、どこに行けば良いんだろうと思ってる気持ちが伝わってきました。
 そしてラストの海のシーン綺麗ですね もの凄く綺麗です それに比べ少年はどこに行けば良いのか解らないから
 怖がって実に寒々とした表情綺麗な海がすごく残酷に見えました トリュフォーの映画の中で最も好きな名作です忘れられない作品ですね
 
 
   
子どもがこれ程強烈に訴えかけてくる映画はそうない。主人公の少年は大人の言うことには素直に従い、怒鳴られても言い返さない。すでに少年は大人たちを見透かしているのだ。
 そして、少年が望むのは自立であり自由。そのために嘘をついたり、盗みをしたりして、最後には鑑別所に送られる。
 すべては大人が判ってくれないからである。
 脱走した少年の目は、見ている側も見透かすような力強さがあった。
 
 
   
リンクスはこのCDで始めて聞きました。フルートの4重奏はとてもバランスが良く
 気分を良くしてくれます。
 特に1曲目の"千と千尋"と2曲目の"魔女の宅急便"は
 おすすめ!
 聞く人にきっとさわやかな風を運んでくれると思います。
 
 
   
ディスク4枚のBoxです。1.「あこがれ」「大人は判ってくれない」
 2.「アントワーヌとコレット」「夜霧の恋人たち」(「アントワーヌ・ドワネル」シリーズ)
 3.「家庭」(「アントワーヌ・ドワネル」シリーズ)
 4.「逃げ去る恋」(「アントワーヌ・ドワネル」シリーズ)
 
 <ディスク1>
 【あこがれ】★★★★★
 ジェラール・ブラン、ベルナデット・ラフォン主演の南仏の田舎町を舞台に大変美しい本格短編処女作です。主演女優ベルナデット・ラフォンの「みずみずしさ」が魅力的です。悪ガキたちが、彼女にあこがれ何かといたずらをしかけます。子供たちの、演技とは思えないのびのびした様子が楽しい作品で、後の『トリュフオーの思春期』を彷彿とさせます。(17分)
 
 【大人は判ってくれない】★★★★★
 トリュフォーの長編処女作品です。(あまり幸せではなかった子供時代の自伝的作品です。)本作品のためにオーディションで選ばれた、ジャン=ピエール・ レオー(当時14歳)が主人公「アントワーヌ・ドワネル」を演じ、作品の成功に大きく貢献していると思われます。映画製作に加わる事自体が楽しくてしかたがなかったのではないでしょうか。とても生き生きとした演技です。特典映像はオーディション時のレオーの様子、トリュフォーの演技指導の方法など、とても充実しています。
 
 <ディスク2〜4>★★★★(作品によって若干差があります。)
 【アントワーヌとコレット】【夜霧の恋人たち】【家庭】【逃げさる恋】
 
 『大人は判ってくれない』の主人公「アントワーヌ・ドワネル」のその後で、シリーズ作品。「ジャン=ピエール・レオー」主演。本人と映画の主人公「アントワーヌ・ドワネル」の成長がシンクロする、という面白い試みの作品群です。
 
 初恋に始まり、いくつかの職業と恋愛を経て結婚。子供も誕生します。その後もなにかと波乱を含んだ(離婚も)、なんとも不器用で子供っぽいロマンチストの「ドワネル」の物語がつづきます。
 『夜霧の恋人たち』にはデルフィーヌ・セイリグ(『去年マリエンバートで(アラン・レネ)』他)が出演しています。ドワネルが一瞬にして心を奪われてしまう、魅力的な年上の女性を演じていますが、ドワネルの気持ちがわかる素敵な女優さんです。
 
 この4作品は、ドワネル(レオー)を、甥っ子かなにかの成長をハラハラしながら見守るような楽しさがあります。『家庭』には、解せない部分もあるものの、個人的にはとても好きなキュートな作品たちです。全体に小粒な作品でトリュフォーらしいしゃれた繊細な味わいがあり、パリの街の風情を楽しむこともできます。他の映画へのオマージュ、ヌーヴェルヴァーグの監督たちへの「めくばせ」…などなど、いろいろな発見の楽しみもあります。
 シリーズと言っても、一作一作、テイストに違いのあるのがとても楽しめます。
 マリー=フランス・ピジェ(『セリーヌとジュリーは舟でゆく』『うたかたの日々』)、クロード・ジャドなどが出演。
 
 ※音質、画質があまり良くないのが残念ですが、特典(作品解説、監督インタビュー、オーディション風景など)がとても充実している点がおすすめです。(年3回くらい、wowowでオンエアされています!)
 
 
   
野火ノビタ名義のマンガ家榎本ナリコ作の評論集。書いてあるのはアニメのエヴァ、幽遊白書などの富樫義博、やおいについて。
 タイトル自体がアダルトチルドレンっぽい。
 またはそれをあつかった自己憐憫の旺盛な著作とか。
 タイトルだけだから、まぁいいけど・・・
 エヴァは精神分析をモチーフの一つにした(それを意図したか否か不明)傑作ですが、
 逆にそれをネタに精神分析を語るのは本末転倒な気がするのです。またそれ自体非常に宗教的なものになりがちで批評も不毛なものになりがちです(これがそうなってるとは言えないが・・・)
 わたしはエヴァをリアルタイムに見てないので当時の熱狂の中にいなかったのは残念だけどね。
 富樫については、わたしはあんまり富樫ファンじゃないので著者の彼への没入にタジタジになる。また、少女マンガから切り離せない「やおい」
 やおいとは、女性向けに描かれた男と男の恋愛もの、多分に男女の恋愛ものに相似するもの。
 男性向けポルノは理解しやすい。
 女性のヌードがあればいいから。
 でも、やおいはよくわかりません。(^_^;)
 小説家の栗本薫も面白いから原因不明でもいいと言ってなかったかな。女性も子供のころから好む人もいるそうなので人間とは本質的にそうかも。(^_^;)
 著者の「やおい」論は参考になりました。(^_^;)
 
 
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