hotel costesのシリーズの音よりも生音っぽい感じがします。全体的にゆったりしていてBGMとしても、大きい音で聴いても楽しめます。クセがない感じで飽きることなく楽しめるのではないでしょうか?
コスト・シリーズは気軽にエレガントな雰囲気を堪能できるシリーズものとしても、散りばめられたオシャレ感覚を楽しめるラウンジ・ミュージックとしても、
長く付き合える良質なシリーズものです。 音楽的にもジャジーなサウンドからフレンチ・ポップ、ボッサよりのミックスまで、さまざまな志向に満足感
を与えてくれます。 選曲の妙はシリーズに共通して言えることで、聴く楽しみとどう展開するのかといった期待感が湧き上がってきます。
あえて曲目やアーティスト名など気にせず聴きながせます。 そこでまず聴いてみるなら、手軽に聴ける意味でこのBEST盤をお勧めしたいです。
中身と同様に黒い3つ折りのデジパックで、ジャケットもおしゃれです。 単独のアルバムの様に曲間がないのもこだわってます。
シリーズ全体けっこう豊富に流通してるし、気に入れば中古盤でシリーズまとめて購入しても格安です。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は何と表現したらいいのか・・、幻想的かつ癒しの音空間に息をのむこと請け合いで、幻惑されつつも緻密なコンセプト
に感心させられます。 シャーリー・バッシーはあえて「ある愛の詩」で、これも渋い。
このBEST盤に限った印象を曲順でまとめると、レーベルの雰囲気を手っ取り早く感じ取れるのは(1)であり(5)。 車で爆音を楽しむのには(2)、(3)
や(9)のグルーヴ感覚に酔えるトラック。 わたしはセイバーに乗ってるんですけど、BOSE・サウンドの車なので車体が揺れます。 人工的な音で
あっても聴くとけっこうハマってます。 ただこれはあくまでBEST盤なので、ほんとは少しずつシリーズを揃える事をお勧めしたいです。
ホテル・コストシリーズはどれを取っても外れがない珍しい シリーズものである。このシリーズ3作目も、ノンストップミックスで 最初から最後まで飽きさせない。私は特に2曲目と5曲目がお薦め。 ステファン・ポンポニャックはどこまでそのセンスを伸ばしていくのか、 ハウス、クラブミュージックファンは要チェックだろう。
ラウンジコンピとしては奇跡的なクオリティを持っていたCafe Del Marシリーズもいつの間にかフェイドアウトしてしまった現在、このステファン・ポンプニャックのホテルコストのシリーズがコンスタントに出てくるのは嬉しい限り。 もちろんCafe Del MarとHotel Costesを一緒に語るのは無理がある、前者はリゾートビーチと言うシチュエーションの中で生まれた作品だし、こちらは男と女のドラマが交錯する都会の夜のシチュエーション。それならJ-WAVEの流しっぱなしで事足りるじゃん、と言うのももっとも。東京の夜の風景をダイレクトに感じるには確かにそっちの方がいい。でもステファンのコンピには日本人のセンスにはないステキなエキゾチズムの香りが漂う。東京の夜だってかなりインターナショナルかもしれないけど、ここはどこの国にもないような幻想的でメランコリックな世界。
ホテル・コストのミックスシリーズで、一世を風靡したステファン・ポンポニャックのオリジナル2ndアルバム、2007年作。
彼の選曲のセンスというのは、世に認められた卓越したものがあることはホテルコストの広がりを見ても疑いない。ではオリジナルの作曲能力はどうなのかということがここでは問われるわけだが、1曲目のセンチメンタルな和風のアレンジから始まる美メロハウスを聴いた瞬間、この人は曲も書ける力がある人なのだということを実感した。それくらいメロディーにヒネリもあるし、やはりものすごい膨大な音楽知識の中から良いと思ったメロディーを使ってきている。アルバム全体を通して、さまざまなジャンル、スタイルの音を使いつつも、きちんと彼の描いたソロアルバムにはなっている。 ただ思うのは、もう少しDJ的な感覚をとっ払ってもよかったのではないかということだ。センス以上の彼の滲み出るソウル、そんな何かまでは感じ取れなかった。そういった意味で、ホテル・コストとは全く違う存在感を見出すことができなかったという印象が残った。
どこかで転換点が訪れれば、もっといけると思う。
|