初心者向けでは最もわかりやすいと思います。 まず、流れが非常にわかりやすいです。 キスから説明してくれますもの。 鷹さんが教えてくれることを試してもはじめのうちは、くすぐったかったり気持ちよくさせてあげられませんが、 回数をこなすうちにできるようになります。 じっくり繰り返し見て勉強しましょう。
ダンカン・キンケイド警視とその部下ジェマ巡査部長のミステリー・シリーズ第5作。プロローグで紹介される過去の出来事が伏線となって、やがて犯人が特定され、その動機も解き明かされるという、これまでの展開を踏襲している。今最も好きな作者である。比喩が随所に出てくる点や、色の描写がぴったりで、読むもののイメージを膨らませてくれる:宮部みゆきの作品を思い出さされる。巧みなストーリー・テラーである。警視と巡査部長の冷静かつ粛々とした捜査の進め方には、非凡な有能ぶりを見るが、二人の間に生まれている思慕の情に触れ、読む者に人間味を感じさせ、ほっとさせてくれる。これは、現実の警察組織内ではタブーであろうが、そうあっても良いのではないかとさせ思わせる。 ただ、本作は、過去の出来事を語る部分が多すぎるのが難点と思う。
2丁目先生の前2作品がとても良かったので、 今作もかなり期待していたのですが、うーん。
表題ともうひとつのお話しが半々の割合で入っていますが、 本来2:8くらいのボリュームが妥当ではないかと。
前半の話しは1話読みきりの短編を無理矢理3話に膨らましたような感じで、 後半の話しは既存作品のスピンオフか、既存作品の続編か、 まだ続編が出るかじゃないと納得いかないくらいの収集の無さ。 私が不勉強で存在を知らないだけかもしれませんが。 いや寧ろ在ってほしい!!続編希望
惜しむらくは両作品ともキャラ設定・背景・関係性がわかりにくいため、 作品にのめり込めないところです。 カバーを取ったところにあとがき・補足がありますが全然足りないです。
以前の作品で、2丁目先生はお話しの持っていき方とか、 ぐっと来る台詞の使い処が巧いなーと思っていたのですが、 今作はうーん。
次の作品に期待します。
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