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ダンスも楽器を弾くのもかなりハードな動きをします。なかなかコンサート衣装も楽器によっては不適切なものも多いのが実情。ことに「チェロ」は足を開くのでAラインのドレスや細身のものは不向き。ダンス衣装から素敵なアイディアをもらいました。
 
 
   
カルチャー教室への経済効果、驚いたことにハリウッドがリメイク等、時代を映す鑑となった 家族揃って安心して楽しめる映画です。
 
 手の届かない所にあるイメージの社交界のソーシャルダンス、
 一方 真似ごとでもと一般中年男性が習うとなると怪訝な顔をされがちな
 カルチャーセンターの社交ダンス教室への入会のきっかけが、
 ありそで?なさそな?密かなトキメキ☆という設定にホノボノしてしまいます。
 
 先生役の高村さんの品の良さ、主人公の生真面目さを引き立たせる
 名バイプレイヤーのキャラ濃い目に作ったおちゃめ振りには脱帽です。
 主人公が一目惚れするダンスの先生を選ぶ時、
 凛とした印象のある人、踊りの素養がある人などの条件をだして
 監督がスタッフにピックアップを頼んでいたら、
 一日のうち 別々の場所で 違うシチュエーションなのに
 ”草刈民代”という名前を3回も聞いてしまい
 「これは会わずにはいられない。」と思ったと聞きます。
 後に 生涯の伴侶としてのお披露目もレッドカーペットだなんて
 まさに赤い糸で結ばれていた運命の出会いだったといえましょう。
 
 ユル.ブリンナー主演の映画「王様と私」の音楽 格調高い印象だったものが
 爽やかにアレンジされていて 思わず口ずさんでしまい
 そういう面でも いつまでも多くの人の心に残る映画となりました。
 
 
   
同じ素材を使いながらリメイクというより全く別もの、たとえて言うならば懐石料理とフランス料理に仕上がっていると思います。どちらかというと地味だけれどじわ〜っとくるオリジナル版、主演俳優二人がかっこ良くて華やかでみんながハッピーエンドをむかえるハリウッド版どちらもいいと思います。久しぶりにリチャード・ギアを見て第一印象はちょっと年が・・でしたが、社交ダンスが段々さまになるにつれ、大スターの貫禄が光り輝き”タキシードに深紅のバラの花”はプリティーウーマンを思い出します。ダンス教師、お尻の大きな女性ダンス仲間、浮気調査の探偵など脇役もいい味を出していたと思います。
 
 
   
 映画監督・周防正行が自作「Shall we ダンス?」のハリウッドでのリメイク版製作の顛末を追ったノンフィクション。前作「『Shall we ダンス?』アメリカを行く」(太田出版/文春文庫)の続編です。  オリジナル版とリメイク版のストーリー展開を仔細に比べた終盤は秀逸です。日米間のダンスや夫婦をめぐる文化の違いをどのように描きわけているのか、周防監督ならではの比較論は読ませます。  リチャード・ギアが映画の終盤でバラの花を一輪買ってある場所へ出向くというのはリメイク版にのみ登場する場面ですが、著者はこれを「圧倒的にアメリカ映画だった」と評しています。実はこの場面を私も、そして一緒に観にいった友人もポロポロ涙を流しながら見ました。そう、確かにあれはオリジナル版にはない、とってもアメリカ的な美しいシーンでした。この他にもハリウッド映画が持つ、常時3台のカメラを回すという贅沢な製作体制や、「胸のすくような気持ちよさを覚える」鮮やかな演出振りに、監督は素直に羨ましく思ったり賞賛の言葉を綴ったりしています。
  一方で監督はアメリカの横暴ぶりには激しい怒りを向けます。リメイク版はオリジナル版の全英選手権の映像を、無断使用して事後承諾を求めてくるのです。日本映画がハリウッド映画のカットを断りもなく使って事後承諾を求めたりすれば莫大な使用料を請求してくるくせに、その逆は許されるはずがないと、周防監督は本気で怒ります。  ワールド・プレミアで監督と妻・草刈民代が交わした夫婦の会話、そしてオリジナル版の全米公開の端緒を作った交渉人エイミーのスピーチなど、本書は心震わすエピソードが満載です。日米比較論として読むも良し、国を越えた人間同士の心の交流を描いたエッセイとして読むも良し。大変充実した読書体験を与えてくれる一冊です。
 
 
   
日本版のリメイクということで、見に行ってきました。映画そのものもとてもよかったけど、音楽の方がさらに良い。
 往年の「Shall We Dance」「Under the Bridges of Paris」「Moon River」はしっとりとした情緒をかもし出してます。ラテン好きにはGizelle D'Cole and Pilar Montenegroの「I Wanna (Shall We Dance)」がストライクでしょう。私も一番ハマれます。これはクラブでかかっても良し、カフェでかかっても良し、ドライブにもまた良しの、秀逸曲。
 そして、エンディングでかかったデュランのカバー「Let's Dance」は、80年代好きなら聞いているだけでマジ足が勝手に動きますね!
 割と植物的な魅力の草刈さんに対して、ジェニロペはさすがビジュアルもダンスも情熱的で野性的。それが日米での音楽セレクトの違いを上手~く引き立ててます。
 まずはサンプル聞いてみれば、一聞瞭然かと。
 そうそう…こちらの輸入版には歌詞カードがついていなかったので、歌詞カードが欲しい人は、日本版をお勧めします。
 
 
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