運命の糸にたぐりよせられるようにして白夜の北極圏へ。
スペイン映画とはいえ、ラテン的な派手さより全体はビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』や『エル・スール』のような静謐さに貫かれている。光と陰、さまざまなノイズ… 画面の隅々にまで独特の美意識がゆきわたり、その映像美には思わずため息がでるほど。
そして皮肉な運命に導かれて、「恋人」たちはスペインから白夜の北欧フィンランドへ。夏の北欧を訪れたことのあるひとなら忘れ得ない印象として胸に刻みつけられているはずのあの「蒼い空気」が、見事にフィルムに定着していることには驚くしかない。そして、そんな真昼とも真夜中ともつかないあの「蒼い時間」にさまよいこんだ「恋人」たちに用意されていたのは、なんとも切ない「再会」…。
アキ・カウリスマキに通じる諧謔のむこうに、まるで神話のようにそびえたつ「強い愛」の物語。何度も、繰り返し手に取りたくなる佳作。
クラッシックに最近興味を持ち始めていますが、知らない曲はすぐ眠くなってしまうような段階です。このような状況でこのCDを購入し聞きましたが、ほとんど聞いたことがある名曲であり、とても興味深く聞くことができました。ちょっとした各曲のエピソードもかかれており、それを読むのも薀蓄がふえたような気分となりよかったと思います。
以前から購入したかった。かなり以前フリオのカセットを持っていたが、テープが捻じれダメになった。 たまたま、他のCDを探していて、目につき購入した。
イグレシアスが日本に来たとき私はラテン系の音楽が好きでした。すぐにレコードを買いましたあたらしい風が頭をよぎったようでした黒い瞳のナタリー
1981年9月イスラエルの首都エルサレムでのLIVEです。今考えれば、とても貴重なフリオの野外LIVEコンサートです。聖地エルサレムだからこそフリオにとっては拘りがあったのでしょう。スペイン語圏を中心に世界中に多くのファンを持つフリオの愛情たっぷりのLIVEは一見の価値ありです。ただ、野外であるため音質は少し悪く、またこの日は風が少し強く、それが映像をとおして終始気になりました。あと全11曲だけですので物足りなさもありました。
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