黛 敏郎:「饗宴」(佐渡 裕&シティ・フィル)
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黛敏郎:シンフォニック・ムード/バレエ音楽「舞楽」/曼荼羅交響曲/ルンバ・ラプソディ

黛敏郎の比較的初期の作品が収められた珍しいCDです。特にシンフォニック・ムードは演奏会で扱われたことはありますが、確かに録音がでたことはありませんでした。このシンフォニック・ムードは黛が21歳という年齢の作品に関わらず将来大シンフォニストとなるであろうことを予感をさせるものです。ともかく手馴れていて、巧いんです。どうすればオーケストラを鳴らすことができるかを物凄く良く心得ている。1950年の日本の状況を考えるとこれはとんでもないことです。
そして、このCDの圧巻は片山杜秀氏による解説です。堂々13頁(英文翻訳も含めると24頁)にわたる解説には、片山氏による黛論が展開されており、黛がその特性をどのように身に付けていったかを自在に語っています。片山氏にとっては、この時代の記述は自家薬籠中のものとなっておりその博覧強記と自然な語り口は、読者を瞬時にその時代に送り込むタイムマシーンとなっており、ただただ脱帽するしかありません。
このような超一流の評論家のライナーノートを前にしたら、自己の言語を持たない他人の借り物を単に頼りにするだけの世の三流評論家は筆を折り、口を閉ざすべきでしょう。
このCDには他に舞楽と曼荼羅交響曲そして最初期の管弦楽作品であるルンバ・ラプソディーが入っています。演奏はとても丁寧なもので、舞楽第二部の打楽器による独特の拍はその緊迫感において新たなものとなっています。鮮明な音質で輪郭がはっきりした素晴らしい演奏と録音です。ともかく、CDがその全体として質が高いのです。表紙の古賀春江画伯の「海」もいいし、CDジャッケトの内側の面のドイツ語で書かれた日本地図のデザインもいいんです。
丁寧に仕事をした人々の労作です。橋本国彦の作品集以来のきちっとした仕事です。正当な評価が下されるべき近年まれに見る見事なCD(作品)といってよいでしょう。



憎いあンちくしょう [DVD]

 主人公は、人気タレント(石原裕次郎)と、そのマネージャー(浅丘ルリ子)。二人は恋愛関係にあって楽しそうに軽口を叩き合うのだが、倦怠感もただよっている。裕次郎はある日、TV番組で出会った”純粋愛の女”がきっかけで、TVのスケジュールを無視して、九州へと車を走らせる。それからは、名古屋、京都大阪尾道、博多を経て阿蘇山麓まで臨場感あふれるロケで昭和37年の道路事情もわかるロードムービー。

 旅に出る前、いつも一緒にいるけどどこか投げやりな二人の関係は、いわばマスコミが作り上げた彼の虚像が間に挟まったような関係ですが、これこそ当時の若者が憧れた都会の男女関係なんでしょうね。それが後半、マスコミから遠く離れ、二人だけになって追いつ追われつするうちに、徐々に二人の間の感情が変化し、古典的な男女の愛情が生まれるところが本作のミソですが、特に浅丘ルリ子の演技が素晴らしいです。



タルカス~クラシック meets ロック

このオーケストラ版タルカスで、特に感銘を受けたのは、最終楽章のアクアタルカス。それまでのあわただしい雰囲気が一転、威風堂々たる歩みが開始される。演奏が安定してきたことも手伝い、おもわず聴きいってしまった。テーマの前半はショスタコービッチの交響曲第五番の終楽章のそれを想起させるものがある。みるみるうちに巨大な音の大伽藍が目の前にかたちづくられていくさまは、まさに圧巻。
奇妙なことに、この演奏を聴いたのちに本家本元であるELPのCDをかけてみると、この楽章に関してはオリジナルのほうがオーケストラ化のためのデモバージョン、もしくはオーケストラ版のパロディのように思えてくる。他の楽章については、やはりオリジナルのほうが優れているという考えに依然としてかわりはないものの、この楽章だけは、吉松氏の編曲の方がオリジナルなのではと錯覚するほどの見事な出来なのである。特にボレロが終わりタルカスのテーマが再現されるところなどは、はじめからオーケストラ化されることを予期して作曲されたとしか思えないほどの圧倒的な迫力がある。これは、もはや現代のクラシックではないだろうか。
また、エンディングにも注目したい。私は、あの「21世紀の精神異常者」のそれを想起し、一種の感慨を覚えたものだ。プログレッシブ・ロックの原点ともいえるあの曲とこの瞬間しっかりとリンクしたのだと。



黛敏郎:曼荼羅交響曲/舞楽

バレエ音楽「舞楽」は、雅楽の音響をオーケストラで模した2部構成の作品で、笙、しちりきのような音色が交錯しながら段々と盛り上がって、タイトルにふさわしい、東洋的なリズムの現代舞曲になっています。
全体を通して平安王朝の雰囲気に満ちた作品です。

「曼荼羅交響曲」は、大乗仏教の金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅をモチーフにした2部構成の作品。
第1部は、打楽器とオーケストラが断片的な音の交換から始まり、段々と東洋的なイメージが膨らんでいきます。
第2部は、静かな仏教的な境地を思わせる雰囲気から、打楽器や金管が大きく盛り上がる展開です。

いずれも東洋的な精神世界をオーケストラで壮大に表現した傑作で、黛敏郎の才能の素晴らしさを実感できます。
プログレッシヴ・ロックのファンなどにもお薦めできるCDです。



伊福部昭:シンフォニア・タプカーラ

 伊福部昭のCDでは最初に買ったものだが、これをきっかけに伊福部作品を集めるはめになった。伊福部昭はそれほどまでに魅力的なのだが、同工異曲の作品が多いことを知った。それを考えると、この3曲は核心部分を構成しており、これを選んだ製作者はさすがだ。「シンフォニア・タプカーラ」は名曲中の名曲で、何度聴いてもあきない。第2楽章などは涙が出てくる。ただ、この演奏はかなり荒っぽく、特に金管楽器のおそまつさが気になる。それでも曲の良さからか、何度でも聴いてしまう。いろいろな日本の楽団がもっといい演奏をしていることを後で知った。ロシアや北欧の一流オケと一流指揮者の演奏で聴いてみたい。SF交響ファンタジーは、ショスタコヴィッチの交響曲5番を思わせるものすごさで、ほかの演奏で聴きたくてたまらなくなった。これを初めて聴いた人は多分、私と同じような事態に陥ると思うので、その人のためにSF交響ファンタジーの1番から3番までを集めた広上淳一指揮、日本フィル(キング)のCDを推薦しておく。
 何しろナクソスのこのCDはこの価格ある。昼食代程度である。伊福部入門としては、取りあえずこれでいいのではないか。その後の出費が怖いが。



黛 敏郎:「饗宴」(佐渡 裕&シティ・フィル)


09/02/21.
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