CDを聞き倒して、それでもこのDVDを待ってました。星は4つ半、切り上げて5です。ECとJMのデュオ1曲のギターの音が細かったことでマイナス。とにかく、ロック・ギタリストががんがん弾くのを見るのが好きな方にはお薦めだと思います。確かにブルース色は薄めですが、個人的には3月にでたアームズ・コンサートよりお気に入りです。
英国のジョンメイオール、米国のフランクザッパ・・・この学校から輩出されたミュージシャンの凄さを考えれば、この二人の偉大さが良くわかりますね。私的には無縁に近いのですが、とにかく特集の読み応えはありますし、ディスコグラフィーは最高に楽しかったですね・・・コロシアムあたり周辺も絡んできますから、大変興味深く読ませて頂きました。他特集としては、「大滝詠一ナイアガラカレンダーを語る」・・・本当この雑誌では、この人の扱いは別格です(それだけ需要があるんでしょうね!)。ジョイディヴィジョン・アントンコービン(誰?)・ヴァンモリソン・パール兄弟・・・というよくわからないラインナップが、並びます(笑)。リイシューアルバムガイドに、オリーハルソール「アポッツラングレー」が載っていたのが嬉しかったですね・・・そのページは、ジャニスジョプリンがほとんど占有している状況なので、そこにオリーのアルバムがあるコントラストは、なんとも面白かった!!最終ページの広告:「J・A・シーザー天井桟敷音楽作品集」には、思わずのけぞってしまいました・・・ディスクユニオンの熱さに、惚れ惚れしてしまいましたね!!本当楽しい雑誌です!!
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ/ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン
イギリスのブルース歌手・ソングライター・マルチ奏者、ジョン・メイオール(vocals, piano, Hammond organ)のバンド、ザ・ブルースブレイカーズの2ndアルバム(全英アルバムチャート6位)。ザ・ヤードバーズを脱退したエリック・クラプトン(guitar)在籍時の唯一のスタジオ録音アルバム。アメリカのブルースをベースにしたブリティッシュ・ブルース、エレクトリック・ブルースの古典的名盤。レスポールをマーシャルのアンプに繋いでオーヴァードライヴさせた、歪んだギターの音が革新的だった。「All Your Love」はオーティス・ラッシュのカヴァー。「Hideaway」はフレディー・キングのカヴァー。「What'd I Say」はレイ・チャールズのカヴァー。「Ramblin' on My Mind」はロバート・ジョンソンのカヴァー
実は私の家にはこのCDの元になるLPのうち一枚があります。 ジャケットデザインが同じなので、目についてよく見ると vol.1とvol.2を1枚にまとめたものらしく、私も注文しようと 思っています。 私の持っているvol.2はジョンメイオールが無く、サボイブラウンが が2曲ほどで、前半はベック、ページ、クラプトン、ニッキーホプキンズとなかなかいいです。音は悪かったですが、クラプトンとページの マイルスロード(このCDでは「チョーカー」とタイトルが変わっている) は、聞いていて、ページはクラプトンを尊敬しているんだなあ・・て、 思えます。 リマスターで音が良くなっていることを願います。
若いクラプトンのギターが炸裂しますが、その後のクリーム期よりも、シンプル&アグレッシブ、ブルース・ロックの古典とも言える作品です。エフェクターのない時代のレスポール・ギターとマーシャル・アンプのサウンドは「アナログ」「デジタル」を問わず、耳に心地よいのが不思議な感すらあります。
インストの「ステッピン・アウト」や「ハイダウェイ」で見せる絶妙なタメ(リズムはずし?)や、全体のリズム感をリードするバッキング・ワークには、目を見張るものがあります。
ライブの「ストーミー・マンディ」と共に、ブルースブレーカーズ時代の必聴アイテムでしょう。
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