稲生送りバントゆ~くんの情熱雑記帖

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Stand In The World
日本のヘヴィロックバンド、HEAD PHONES PRESIDENTの3rdフルアルバム。
フルアルバムとしては意外にも3枚目ということに驚いた。

肝心の内容は、文句なしの高水準と言えるだろう。
アルバムを通して大きな意志を感じた。4人になってもバンドを続けると決め、世界に立つと覚悟を決めた決意表明ということだろうか。

リードトラック「Stand In The World」をオフィシャルの試聴で聴いたときに思ったのは、前ミニアルバム「PRODIGIUM」に収録されていた、「Reality」の路線をさらに突き詰め、その世界観を広げたものなのかなということだった。
なぜそう思ったかと言うと、「Reality」ではそれ以前のHPPにはあまりなかったメタル色の強い楽曲で、ギターソロも聴けるなど、いわゆるヘヴィロック然としたアプローチとはまた別の方向性を打ち出したからだ。
そして今作ではそのギターソロがアルバム全体を通してフィーチャーされている。
今までの作品よりも更にへヴィになっているのだが、ギターソロが入ることで曲に彩りを与えていると思った。

今まではモノクロの世界でどんよりとしていた印象の強いHPPだが、今作は、MVを見ても分かる通りとても鮮やかである。
今までのこもっていた世界観が一気にはじけ、ものすごく壮大な世界が広がっている。
そう、物凄くスケールの大きい作品に仕上がっているのだ。

しかし、本来HPPが持っていたあの狂気は全く失われていない。
むしろスケールが広がり、色彩が鮮やかになったことでその狂気がよりハッキリ感じ取れるようになったとも言える。
鮮やかなんだけど、どこか不穏な空気感が漂っている。

古くからのHPPファンはもちろん、これからHPPの世界を体験する方にも是非お勧めしたい渾身の一枚だろう。
彼らの決意表明に耳を澄ませて欲しい。

既にiTunesで入手している方も是非CDを買うことをお勧めします。CDには歌詞の対訳が付いているので。

プローディギウム
日本の女性Voヘヴィロックバンド、ヘッド・フォンズ・プレジデントのミニアルバム。2009作
スクリームを織りまぜたAnza嬢の強烈なヴォーカルで聴かせるヘヴィロックサウンドはそのままに
ヘヴィなところはより激しくなり、静寂パートやブレイクとの対比がいっそう極端に際立った。
やはり内的な痛みを感じさせるこの歌声は、聴いていて胸に突き刺さるようだ。

DELIRIUM [DVD]
初めに収録内容から。

Disc 1 (51min.)
Live In Studio
01.Inside (acoustic ver.)
02.Crumbled (acoustic ver.)
03.Corroded
04.Nowhere
05.Desecrate
06.Light to Die
07.Lie Waste
08.Folie A Deux
Live In France
09.Live & Off Shot

Disc 2 (120min.)
Live At Shibuya Club Quattro
01.Hang Veil
02.Reality
03.new song
04.Desecrate
05.Labyrinth
06.Light to Die
07.What's
08.Nowhere
09.puppet
10.Cray Life
11. 5885/0
12.Life Is Not Fair (acoustic ver.)
13.Fight Out (acoustic ver.)
14.A~La~Z
15.ill-treat
16.Shit Now
17.Free Fate
18.f's
19.Endless Line
20.Alien Blood
21.Sixoneight
Encore
22.Snares
23.Chain

Disc 1にはスタジオライブとフランスはマルセイユで行われたJAPAN EXPO SUDの映像が、
Disc 2には2011年2月4日にクアトロにて行われたツアー最終公演の模様が、それぞれ収められている。

本作の制作は多大なトラブルに見舞われ、リリース中止すらあり得たのを乗り越えての完成となった。
その経緯についてはBURRN!8月号や激ロック誌のインタビューで詳しく語られている。(後者はオンライン上で読める)
端的にまとめると「クアトロ公演は機材トラブルのためほとんど録音できていなかった」が、
「可能な限り音を拾って」本作のリリースに漕ぎつけた、といったところである。

よって、クアトロ公演の映像は音質的にはいいものではなく、
その欠落を補完するかたちでスタジオライブの撮影を急遽取り入れることにしたようだ。

しかし、怪我の功名と言うべきか、当日のライブをそのまま再現するかのような生々しいライブ映像と、
迫真のスタジオライブ(音源未発表の"Crumbled(acoustic ver.)"収録)の両方が見れてしまうという、
ファンにとっては一挙両得のとてもうれしいヴォリュームの作品となった。
(なお、フランスの映像は10分くらいで「オマケ」みたいなものである)

肝心のクアトロ公演の音質だが、確かに粗い音であるもののライブの生々しさを伝えるに充分な音質であり、
また、その撮影方法の特異さ(運動量の多いメンバーを捉えるカメラワークの荒々しさ)も相まって、
却ってその場に居合わせているかのような臨場感を生むことに成功しており、
結果的にマイナスどころかすべてがプラスに作用したように思えてくるのだから不思議なものである。
それだけの迫力が伝わってくるのは、彼らのライブそのものの強烈さがあってのことなのは、言うまでもない。

キレイな映像、クリアなサウンドのライブDVDに馴染み切ってしまったわれわれにとって、
「ロックバンドのライブを再構築するDVD作品とはいかなるものか?」という問いをも秘めている、と言える。

また、日本のバンドでは初となるスタジオライブも変わった作品となった。
リハーサルともライブとも言えない、じつに境界的な「場」によるパフォーマンスは、
たしかに音も映像もキレイなのだけど、のんびり見ていられるような代物とは程遠い。
それがどこであっても、まわりに誰がいようと、音楽に没入することのできる彼らの特異性が際立っている。

楽器をやっているひとにとっては、機材や手元がたびたび映し出されることも高ポイントだと思う。

HPPのライブを観たことのあるひと、ライブはないけどCDは持っているというひとは当然必見。
このDVDで初めてバンドを知ってしまう、ということさえ「アリ」なほど、充実した作品である。

付言すると、これはHPPが4人体制になって初の作品でもある。
これまでの集大成であると同時に、これからの出発点でもある。

本作を見たすべてのひとは、今後の活動に期待せざるを得なくなるだろう。

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