きらめくビーズの詰まったおもちゃ箱みたいな歌を書いていた河合さん。

歌は上手。輝くイマジネーションは満天の星のようにまたたいていた河合さん。

一枚づつアルバムが出て行くごとにどんどん楽曲の幅が広がって、

このまま行くとどうなってしまうんだろうと思ったら、

三枚目の「不眠症候群」を最後に表舞台から去ってしまって、あれーーっ！！？？

曲を書いてる最中の河合さんの楽しさがあふれ出すような曲の数々、

時代が合わなかったのか、それとも・・・・。もったいなさすぎます。

耳も心も躍り出すトロピカルな1stアルバムを是非再販してほしい。

そして、他の二枚のアルバムもちゃんと面倒みてほしい・・・。

「フジヤマ・パラダイス」のCD、気がついたときには廃盤で買えませんでした。

まず、83年発売の3rdアルバム 不眠症候群 は
それまでのアジアンと言うか大陸的な作風から
飛び出して、東洋の果て、更にはヨーロッパまで。またもや売野雅勇センセのフレーズ炸裂、
な一枚。なんとなく翌年以降、河合奈保子あたりに再利用した感もあるような世界観は、なんというかちょっと早かったのかも。
エアロビクスブームに便乗したような赤色エアロビクスも普通なら浮いてしまうのだが、
河合夕子なら、アリかと。

CDは追加で前年82年発売のカセット企画による河合夕子唯一のベスト（現在に至るまで！）
河合夕子 BEST & THE BEST オールナイト
ホンコンからの選曲を追加、寸劇を交えたベストだが、楽曲はもちろんフル収録、12曲中、
6曲を収録。デビュー曲 東京チークガールや、
東洋微笑など、人気曲が満載。
出来ればこのベスト企画は単体で出して欲しかったが、ボートラとしては最高！

これ一枚あればとりあえず、河合夕子を総括出来る優れ盤。