キャロル時代からエイチャンの声よりジョニーの声のほうがすきでした。まさにベルベットボイス。和製ロイオービソンです。

初回作のキャスティングより、より大人向けに仕上がっています。
設定年齢が35歳の麻見と23歳の高羽くんが、今回はまさにピッタリ。

私は、このキャスティングでの次回作を期待します。

「標的」の麻見（子安さん）は、確かに冷徹なキャラもさすが
なんですが、冷たく言い放つべき場面ですら、声の余韻に優しさが
透けて見えてしまうので、この麻見に関しては、黒田さんに軍配が
上がる気がします。
特に、普段は超低音なくせに、高羽くんと二人きりのときにしか
見せない甘さの情感の透け具合が絶妙です。高羽くんをおイタしている最中の、
麻見が漏らす吐息が、これまた何とも微妙に抑えた色気があって
悶絶ものデス！（笑）

高羽くんは、実におきゃんで、ときに可愛いながらも、色っぽ過ぎず、
芯のある好青年に仕上がっていると思います。

ディスク２に収録されている、次回作の予告が、また楽しい！　
ホント、「香港編」がすぐに発売されることを切望します。

九ちゃんの芸達者ぶりが堪能できる作品ですね。
意外に山田洋二らしくなく、面子か面子だけに、東宝っぽい出来が見所かな。
てんぷくトリオの芸にも注目です。