前身である「恋姉妹」は聴いたことがありませんが、結構楽しめました。ただわたしは百合的には、千夏×榛菜よりも明穂×透子先生や、桐香×美夕のがオイシかったように思います。勿論千夏×榛菜も、お弁当食べるシーンやデートシーン(?)、千夏の自宅でのやりとりなんかはよかったです。
そして明穂の微妙なツンぶりはとても良いです。透子先生はさすが年の功と言うか、お姫様(明穂)の扱いが上手い!
しかし
ボーナストラック(キャストトーク)は少しがっかりでした。もう少し百合展開に持っていってほしかったです。次巻はかゆいところに手が届くような脚本になっていればいいなぁ。
漫画の方は次回から透子先生が登場らしいですね。百合度アップに期待です!
本日「かみちゅ!」7巻が届きました。DVDの表面を見ると見慣れない金色のシールが貼ってあって、そこには黒字で「祝!!平成17年度 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞」の刻印が。第4話「地球の危機」で日本政府を翻弄するエピソードを描いているのに文化庁太っ腹!
そんなこんなでお国のお墨付きを貰って快調に飛ばす「かみちゅ!」!レビューを書く手にも力が入ります。
第13話「やりたい放題」ではクリスマスに対抗して神社でイベントを企画する三枝 祀(まつり)メインのお話です。戸惑いながら姉に協力する妹の「みこ」を見ていると第11話「恋は行方不明」で見せた2人の姉妹愛がさりげなく伏線の効果を果たしており、シリーズ構成の手本となっています。商店街では「クリスマス」で盛り上がりたい、神社は「ゆりえ 」を看板にしたイベントで盛り上がりたい。結果、商店街の顔役が神社に抗議に来ることになります。抗議に対する祀のお父さんの返答がいい。娘思いのお父さんぶりを発揮します。親子愛も標準装備の三枝家です。
第14話「夢色のメッセージ」では
スタッフが大胆な実験を行います。それは…「ゆりえ」を30分間炬燵から出さずにお話を進める試みです。正月三が日は神社で神様としてフル回転した「ゆりえ」が
パジャマに
カーディガンを羽織ったゆるゆるの姿で1月4日を終日だらしなくだらしなーく過ごします。とにかく意地でも炬燵から出ませんので見ている側は自ずと「しょーがねえなあ「ゆりえ」よう」、と親戚の目線になります。このシュチエーションでどれだけの事が出来るか…それがこのお話のキモとなっています。まあ苦笑する事だけは保障いたします。