金田伊巧さん追悼の意味で買った作品ですが、色々楽しめました。
当時のおたくがどんな感じだったのかがわかる作品。只のおたくじゃない、日本中のおたくの中心となるおたく達がどんなだったのか。
あだち充や高橋留美子の若い頃の評価、イデオンの当時の評価。
そして金田、宮崎は素晴らしいという大前提に基いた、当時の若者の行動。
げんしけんよりこっちがしっくりきます。
「うる星やつら」「めぞん一刻」「犬夜叉」、そしてこの「らんま1/2」の既発コミックスには、
連載時のカラーページを全てカラーで収録したものがなかったので、
あの美しく彩色されたカラー原稿をそのまま収録したコミックスが出るのを長年心待ちにしていました。
そしてこの度、やっとそれらをカラーで収録の「完全版」が、らんまの単発TVドラマ化記念に合わせて発売されました・・・が、
全話発刊されるのではなく、新書版全38巻の中からよりぬきで上下2巻での発売・・・って、なんて中途半端な(涙)
この上巻には8話収録で、記念すべき連載第1話と、新書版コミックス1巻から5話、2巻から2話がよりぬき収録されています。
(カラーがある話を選り抜いたわけではありません)
本編約180Pの内 4色カラー22P・2色カラー14P、巻頭にはオマケでカラー口絵(過去発表済みイラストの再録)3P、
他にTVドラマ出演者のインタビューページ等あり。
カバーは上下2巻並べると1枚の絵になるのですが、長年高橋留美子先生のファンである私は見たことない絵ですし、
絵のタッチや色彩方法が最近っぽいので、もしかして描き下し?かも?
既発のどのらんま単行本よりも大きなA5版サイズで読みやすいし、カラーページの美しさを堪能できるのは嬉しいんですが、
原作ファンの私にはTV関連のページは原作の世界観を壊しているようで不要に感じたし、
完全版を謳っているのによりぬきという点が凄く残念です。
いや、確かに「よりぬき完全版」ですし、よりぬきでも十分面白いんですけどねっっ。
しかし、いくらカラーページがあるにせよ、薄い割に値段が少し高いように思いました。
ちょっと個人的に購入の満足度は低いです。
TVドラマを観てらんまの世界に興味を持たれた方には価格面も含めて、『らんま1/2 新装版・1巻(少年サンデーコミックス)』をお勧めします。
カラーページが見たい!という熱心ならんまファンの方はどうぞ。カラーページの美しさに感動です。
ご存知のとおり、劇場版犬夜叉の第一弾です! 映画館で御覧になった方も、そうでない方も 犬夜叉好きなら、買って損はないと思います! 特に、主要キャラクター全員が、迫力のある 戦闘シーンを繰り広げるところが見所です!
まず殺生丸をメインに置いたのは、素直にうまい!と思いました。予告を見たときはおお!と感激したのを覚えています。
いま思えばあんな人気&美形キャラで映画の出番がほぼなかったほうが不自然だったのですが、今作で十分すぎるほど取り戻しています。
天下覇道の剣のメインは、兄弟対決と、殺生丸とりんです。言い換えると、バトルとLOVEです。
まず、原作でぜんぜん出てこない犬夜叉の父君が回想で出てくるのはうれしかったです。威厳とした態度で、大妖怪としての風格もしっかりと漂っていました。しかも人間の姿も犬夜叉殺生丸とも違う偉大なかっこよさがあり、声優さんの演技の関係でまた渋い雰囲気で……いい味出してます。
竹やぶで犬夜叉と殺生丸が本気の決闘で、長い因縁にひとまずの決着をつけるのも迫力があり、圧巻でした。ちなみに、殺生丸オリジナル技「蒼龍波」は今作で登場した後も、次回作と完結編にも登場して彼を代表する技となるのですが、いやあ、青い龍がほんまかっこいいです。爆龍波よりぼくはこちらが好みです。(というか天生牙でも撃てるところをみると殺生丸の技なんでしょうね)
そして、なんといっても殺生丸とりんの公式のからみが最高でした!!
もう原作でも完璧嫁扱いの彼女ですが、それを映画という大スクリーンでイチャイチャしてくれちゃってもうニヤニヤがおさえきれませんでした。犬夜叉とかごめ、弥勒と珊瑚、殺生丸とりん。実は犬夜叉の公式カップルの中で、殺生丸とりんが一番好きだったので、今回の映画はほんとうにたまりませんでした。
りんがヒロインの王道展開でさらわれたり、危うく殺されかけたところを殺生丸が助けに来たり、りんが殺生丸に刀を渡すシーンで頬を赤く染めていて、しかも殺生丸が返事代わりにそっけないけど気遣いもちゃんとある彼らしい自然な対応をするなど、いやあ、脱力するほど満足です。
犬夜叉、といより、殺生丸、というタイトルつけてもいいんじゃない? ってくらい、二人はヒーローとヒロインしてました。もちろん、最後は犬夜叉と兄弟そろってボスキャラと戦ったりしていましたけど。シナリオの完成度も高く、大昔の話がからむことにより時代劇性が前作より強く出ているのも好印象でした。単純なおもしろさなら、鏡の中の夢幻城よりもこちらが上かもしれません。
とにかく、殺生丸とりんのための映画。これ一言に尽きます。
殺りん好きには感動するくらい最高でありがたい映画です!
劇場で見て、DVDも買って本当によかったです。
殺生丸、りん。あんたらお似合いすぎだろ!ほんと大好きです!(^▽^)
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