DVDを予約注文しました。
前売りチケットを握りしめて、ウキウキしながら今は無き梅田花月の地下にあった梅田グランド劇場に向かった事を覚えております。
で、映画の内容ですがアイガー北壁の登頂シーン(CGではないのでそれなりに迫力及び臨場感あり)と大体予想がついた犯人がLastで「やっぱりそうだったの」と本性表すシーンぐらいしか覚えておりません。
共演女優も"黒いジャガー アフリカ作戦"の黒人知性派美人女優のヴォネッタ・マギーだったんですが、どんな絡み方をしていたのか、全く記憶にありません。
相変わらず、美しかったのだけは覚えていますが。
EastwoodのSpy物ってのも余りピンとこないのですが、本人の監督作品としてはそれまでの"恐怖のメロディ"、"荒野のストレンジャー"、"愛のそよ風"と比較すると、一番ツマラン作品だと私的に思います。
只、音楽はあのジョン・ウィリアムズで期待しなかったのですが、これが中々良かったので(ラロ・シフリンとは一味違う)、★四つとさせていただきます。
前半は退屈な場面が多くありましたが、後半のアイガー北壁登攀シーンでは、そのリアリティさに息を呑むばかりでした。アイススクリューをねじ込んで、雪壁をダブルアックスで登って行く。これほどリアルな山岳アクション映画は他に知りません。バーティカル・リミットなどがいかにまやかしであるかがよくわかります。 クリント・イーストウッドのアクションがいかに偉大であったかも、よくわかりました。彼が自分を「ボンド」とジョークで名乗るシーンは、007と比べてくれ、と自信を持って言っているようにも感じられ、同じく007を意識している『トリプルX』とも比べてしまいますが、『トリプルX』が007から抜けきれていないのに対し、『アイガー・サンクション』は、完全に振り切っていると言っていいでしょう。ただし、それはアクションのリアリティさに関してであり、娯楽性で『トリプルX』にかなわないのは、27年も前の映画ですから仕方ないでしょう。
元殺し屋のヘムロック(イーストウッド)は引退して、美術の講師をしていたが、ある日、CIAから極秘依頼を受け、標高3900メートルのアルプス・アイガー北壁を登ることを請け負うはめに。過去2度挑戦し、いずれも失敗に終わっているが、果たして今度は?イーストウッドがスタントなしで挑んだアクションは迫力満点。スチュワーデス役の黒人をはじめ、脇役の美人女優群にも注目。サスペンスタッチのストーリーが魅力。これで、もう少し安いと☆5つにしたいところだが・・・・
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