ネタばれはしたくないので短めに・・・
今回もすべりません。やっぱこの番組は当たり!
でも・・・欲を言えば、昔みたいに少人数でやってほしい。
第一章「少年時代」のもと
第二章「浅草キッド」のもと
第三章「芸」のもと
第四章「家族」のもと
からなる本書は、それぞれの章が水道橋博士、玉袋 筋太郎両氏によるエッセイ
で構成されています。
お二人共が使っておられた表現ですが、私も『思春期をこじらせた』人間で、
木曜深夜1時を心の支えにしておりましたので、第一章、第二章までは共感を
通り越して同化してしまう感にとらわれました。あの頃の気持ちのヒリヒリ感
までもが甦ってきました。
「学校に馴染めず、うつらうつらと生きていても死んでいるような、ただただ
寝て起きて時が過ぎていくだけの日常は、重く、息苦しい日々だった。
そんな一週間の中で、唯一の楽しみが、木曜日の深夜一時から始まるラジオ番組
『ビートたけしのオールナイトニッポン』だった。」
(水道橋博士 第一章「ゴキブリホイホイ」より引用)
同じ経験を両氏が取り上げていることもあるのですが、表現の仕方が違ったりして、
また、そこが大変おもしろく感じましました。
ルポライター竹中労氏に衝撃を受けたとご自身が記す通り、水道橋博士の文章は
「ルポライター」のような書き方です。自分の経験、感情でありながら、1段階抽象度を
上げた書き方をしているように感じます。当時の固有名詞等を多用し、それを言葉遊び
のように入れ込みながらもなめらかで、やや推敲されすぎの感もある!?文章です。
一方、玉ちゃんの文章は、素朴です。直接話法が多いです。
それ故に、何度も涙腺を直撃されました。
高校卒業目前、就職の決まった玉ちゃんにビートたけし氏が、
「おう、じゃあ、あんちゃんは卒業したらオレのところ来いよ」と声をかけてくれたシーンなど、
よかったねぇ玉ちゃん!と涙が止まらなくなりました。
一冊全体を通して、仕事、家庭、親についての文章、最後までどれも楽しく読ませていただきました。
うなずいたり、泣いたり、笑ったり、大忙しの一冊でした。
思春期をこじらせていた四十過ぎの大人、今はなんとかやっていけている大人にオススメです。
今の幸せが実感できると思います。
Sound Horizon特集があったので内容を簡単に書きます。
陛下のインタビューが6P
マーティ・フリードマン、彩乃かなみ、下川みくに、yokoyan、AKB48渡辺麻友のインタビューがそれぞれ1P
国王生誕祭休日スペシャル2010のレポート
1st StoryCD Chronicle〜7th StoryCD Marchenの概要、陛下のコメント、簡単なストーリー紹介
白樺リゾートファンクラブイベント参加ルポ
StoryCDのガイドが意外と詳細でした。同人時代のCDにもちゃんと触れています。(Chronicleは1200枚作ったとか)
イドイド(通常版)ジャケ絵がページ一枚分で美しく印刷されていたのが地味に良かったです。紙質も中々だし
以前持っていたCDだったので すごく懐かしく思いました。 近くのお店ではもう手に入らない商品なので・・・
伝説的な番組で楽しく見れました。しかし今の若い人に勧められるかというと少し悩みます。笑いの質が少し違いますので。後、画質の悪い回があったのは残念です。
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