石堂淑朗脚本作品が2つ収録されている巻です。『曼陀羅』や『怪奇大作戦』の「呪いの壺」で見せたようなドグマは後退しているものの、やはり熊襲の古代遺跡の謎を登場させて、国家権力というものの正当性の不確かさを告発する第9話はいかにもです。このM-3.0に流れているテーマは、危機に際しても動こうとしない旧世代の保守性、頑迷さと言うものでしょうか。それに対峙するのは、俊夫と玲子、田所博士と老人、マリアと春夫、といった個人のつながりです。大義のためではなく、個人の情が行動の動機であるというのは、まさに1970年代的です。思えば同時代の四畳半フォークも極私的な世界を歌ったのでしたし、『ジョーズ』も『スターウォーズ』も社会・国家のために活躍するのではなく、個人的な事情で参加していくうちに社会・国家に貢献していた、という筋立てになっていました。だから『宇宙戦艦ヤマト』が大ブームになった時に、少なからず「時代錯誤的だ」という非難があった(子ども心に「何でそういうことを言う人がいるんだろう?」と思ったので良く覚えています)のは当然なのかも知れません。 俊夫と玲子の関係は、この辺りから一つの部屋で住むことになって、それまでハラハラしていたのが一段落。これもやはり親元から離れて「同棲時代」(由美かおる!)していた1970年代ならではなんですね。
東日本大震災の後に読んだために
現実のこととして多くの事象が体感できた。
9年もかけて綿密に科学的・地質学的なことが立証されて
いる上に、一つの国が沈没することで
いかに多方面(対外関係の緊張・駆け引きや諜報活動、
国民の大移動、学者同士の対立、国の財産の保持など)での
決定や実行が機能的且つ迅速に動かなくてはならないことが
実によくわかるし、こうして文字にすることと
実際の動きとは全く違って 為政者や各方面のトップはほとんど
気が遠くなるような胆力がいることがわかった。
そして、この本出版後に起こった阪神大震災の情景が
まるで「既視感」を感じさせるものだというのがすごい。
これに原発をからめたものが
東日本大震災なのだろう。
aFAXのLANモデルPDF版を購入いたしました。
FAX転送に32800円は悩みました。FAX転送をサービスするサイトは他にありましたが、毎月の費用がかかるほかにWEBでは、いつ転送サービスが廃止になるか分からないので仕事のFAXは依頼できませんでした。メールがメインの時代ですが、まだFAXでの重要な依頼が沢山あります。携帯電話にリアルタイムに転送できるaFAXのPDF版はすぐにFAX注文の依頼主へ連絡がとれ、作業効率が1日早くなりました。現在は競合会社との時間の差で、いくつかの依頼主からは全て自社に代わり、aFAX代はとても安いものとなりました。
ははは
愉快な映画ですね
原作を読んだのは30年くらい前です
まさか映画になるとは思いませんでした
こどもたちと鑑賞しました
抱腹絶倒
ギャグ連発ですね
他の筒井作品も映像化してください
実は、この作品大好きです。(星は個人的点数
子供の頃テレビで見たとき、都市を怪物のように稲妻を轟かせながら覆う灰色の雲。
衛星から見た、関東地方にかぶさる異常なまでに丸い雲。
そして政治的な事をバッサリ切り取り、正体不明の雲と戦う人々。
その攻防に、ドキドキしながら観てたものです。
何より、ただの雲が怪物に変わるその怖さは一種のトラウマになっていたときもあり…。
そんな事を思い出しつつ、DVDが出たというので購入。昔の印象そのままでしたね。
パッケージも、当時のポスターの図柄を使い迫力満点。ある意味、このパッケージ通りの無意味な迫力の映画です。
当時原作を買って、中身が大人の世界に入り込むやいなや「つまらない」と放り投げたのもいい思い出。
原作ももちろん面白いのですが、映画はコレで決まりです(笑
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