以前のアーロンの出演している映画は、どうしてもアイドルの延長の「カッコイイ」役ばかりで、役者としてはさほど評価できなかったんですが、この映画で見直しました。10年前の恋人の失踪という傷を抱いて、ダサくて、しかもとりつかれたような行動の数々、様々な感情の起伏が表情や動きで表現できているし・・。監視を続ける車の中でハンバーガーを食べながら嗚咽をこらえるシーンは、思わず呼吸ができなくなるほどでした。
また、ダニエル・ウーもイーキン・チェンも正義と悪の両義性や心の葛藤などを確実に描いてみせてくれます。このところイーキンもこういう役柄に挑戦することが多くなりましたが、あの鍛えた筋肉のエリート弁護士ってやっぱり似合わないのですが、物語としては、この3人の運命の糸が分岐点で絡み合って、どうほどけるのかっていうストーリーを短い時間内で表現できているのは、シッカリした脚本と編集力があるからです。監督のベニー・チャンの高い編集能力で、アクションシーンも全体の流れもテンポが良いので安心しておすすめできます。
さらに、脇役で、エリック・ツァンやラム・シューも、もう彼らのお得意のいい演技で、サム・リーまで出ていますから香港映画ファンにはウレシイ映画です。DVDの特典のインタビューは時間は短いですが、それぞれ本人たちが役について語っている<姿>そのものが観れるので、得した気分にさせてくれますよね。
アクション重視で見るのなら格好良かったし音もよかった。
是非3Dで、映画館で見たかった。
ストーリー自体は薄く、最後も中途半端で終わったのが残念。
吹き替えも見たけどそんなに悪くはなかったと思う。
とにかく続きが気になる。
日本を代表するアクションスター・千葉真一の、堂々たる悪役ぶりが圧巻です。 日本ではこうしたアクション映画が作られなくなり、千葉ちゃんは海外に活動の拠点を移してしまいましたが、海外での千葉ちゃんの評価の高さが、この作品を見ると分かります。 惜しむらくは、アクションシーンをCGで加工してしまい、迫力が半減してしまっていることでしょうか。
この映画の唯一!と言ってもいい見せ場が、紀香が洋服を脱ぎ、その人気の源である豊満な裸身を曝す所であるが、このカメラアングルが酷い。トップまで見せろとは言わないが、もう少しサービスしてもと思う一方、ひょっとして彼女は鳩胸?と考えさせられてしまう。彼女に演技など期待していないのに、何か勘違いしているのでは?というのが、率直な感想。
とにかく若く、涼やかなハンサムアーロンが映画には余すところなく出現します。バックにはアーロンの若かりしころの歌声が。。。懐かしく感じられます。物語の内容は、限りなく切なく残酷な結末になっていますが。アーロンの歌声は甘く、やさしく、ぴったりとこの映画に合っています。ほんもののラブストーりですよ。
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