一般的に有名人の自叙伝というと、本人が書いていないことが多いのですが、シンディの自叙伝に関しては100%本人が自分の言葉で綴っている、良くも悪くも本物のautobiographyでした。
それを証拠に、本の中でシンディは、「私は英語が得意ではない」と言っているのですが、その言葉通り作家としては文才がなく、普段彼女が話しているであろう言葉でそのまま書かれているからです。
ファンでも知らなかったこと、この自叙伝で初めて話すという話などもちらほらあり、中には衝撃的な話もありました。
前半部分は、シンディのプライベートな話も結構ありますが、本の内容の大半は音楽(仕事)に関することがほとんどです。
最初に、良くも悪くも本物のautobiographyと書いたのは、この本ではシンディ・ローパーという人のありのままが書かれているため、マイナスな印象を持つ人もいるだろうなと感じるからです。(翻訳版の場合、翻訳者の解釈による部分も大きいので、一概には言えませんが)
個人的に興味深かったのは、1960年〜1970年代のアメリカの背景を知れたこと。 その時代の背景とともに、シンディの歴史が知れるというのは、読んでいてワクワクしました。
★一つマイナスなのは、とにかく読みづらいこと!!
改行が少なく、1ページに文字がぎっしり書いてあるので、どこまで読んだか分からなくなり、気を失いそうになります(笑)
もっと改行してー!! と何度心の中で叫んだことか・・・。
とにかく破天荒で、喜怒哀楽が激しく、でもとっても人間らしいシンディの自叙伝。 一人でも多くの方に読んでもらいたいですね。
数年前、私の友人がアキバで、妙にド派手な赤髪の外人に思いきって「ハーイ、シンディー!」と声をかけたら、「ヘーイ、プリティボーイ!」と頼みもしないのに思いっきりハグをしてくれたきさくなシンディーおばさん。(失礼) このアルバムの中でシンディーは縦横無尽に飛び跳ねてますよ。たったこの1枚で、アメリカの女性アーティストNO.1に推す人もいますよ。
リージョンフリーなので、価格の安いインポートの方が断然お得です。
私は英語が出来ないので、インタビューは何を言ってるのか全く分かりませんが(当然インポートなので、日本語字幕なし)、彼女の優しい語り口調や雰囲気に癒されました。
遊園地みたいなところで、ロケをしているシーンが歌の合間に入っていて、シンディが車を楽しそうに運転する姿や、アトラクションに乗っている姿も見れます。
彼女の基本的なヒット曲がほとんど入っているので、まさにベスト盤といった感じです。
収録されている全部の歌に英語で歌詞が出るので、歌詞を見ながら一緒に歌えるのが嬉しいです。
とってもおいしいCDですね! クリスマス定番の曲がたくさん!!シーズンOFFでも全然OKですね。こんなCDまってました。オススメです。
作者:村山由佳さんの公式サイトでこのCDの存在を知って、即注文しました。
数年前においコーシリーズと出会い、時々読み返すこともありますが、
このCDを聴きながら様々なシーンを回想すると、また違った雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。
心和やかに、そして優しい気持ちになることのできるCDでした。
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